【考察】乃木坂46にとって「真夏の全国ツアー」はどんな意味があるのか
「夏だからやっちゃおう!」とワクワクされていることでしょう!ついに今年も「乃木坂46 真夏の全国ツアー」がスタートしますね!
乃木坂46の夏の代名詞として恒例行事となっている「真夏の全国ツアー(以下、全ツ)」は、グループにとってどんな意味合いがあるのでしょうか?
今回の記事では独断と偏見で、大きく3つに分けて取り上げます。
◢ 全ツは「◯◯アイドルとしての◯」◢
まず全国ツアーは名前の通り、各都市で公演することになります。全ツでなければなかなか公演がない都市もありますし、さらに遠方のファンのみなさんは開催都市へ出向くこともあるでしょう。どうしてもイベントが関東圏に集中するだけに、全ツは地方に定着するための貴重な機会です。
他にも各都市にちなんだカラーや季節感で公演を色付け、公演ごとに雰囲気が変わるのも見どころですね。開催都市出身のメンバーも少なくないので、凱旋という意味で出身メンバーの栄養源にもなります。
これらのことから全ツは乃木坂46にとって
「国産アイドルとしての根」
だと言えるかもしれません。乃木坂工事中の大根抜きをイメージしてください(笑)
〈『乃木坂工事中』#164より〉
◢ 全ツは列島縦断◯◯◯◯◯◯◯◢
全ツといえばサプライズというイメージがある方も多いでしょう。新たなライブの開催やニューシングルのリリースだけでなく、2013年には選抜発表がされたこともありました。新曲の初披露を期待してしまうのは私だけではないはずです。
そして活動を休止していたメンバーが復帰を果たす場所にもなってきました。特に2014年の生田絵梨花のカムバックは名場面ですね。
このように全ツはグループの新たなボディタイプや動力をファンのみなさんだけでなく、メディアにもフォーカスしてもらう一大イベントです。全ツは乃木坂46にとって
「列島縦断モーターショー」
だと言わせてください。実際にモーターショーをするなら、山下美月がMVで乗っていたスープラを見てみたいです(笑)
◢ 全ツは◯◯◯の最終試合◢
全ツ期間中のシングルのセンターを務めるメンバーは座長としての役割も任されています。エースである齋藤飛鳥も2016年の座長を機に飛躍を遂げていくことになります。センターを歴任してきた生駒里奈(以下、生駒ちゃん)からの
「人前で本音を言うのが苦手な子だったけど新体制で大きな成長を遂げた」
という言葉のとおりのツアーでした。前年(2015年)の全ツ神宮公演の太陽ノックで伝説の煽りを轟かせた生駒ちゃんは、既に自分が去った後の乃木坂46を見据えていたのかもしれません。
卒業メンバーも乃木坂46として最後のステージに全ツを選んできました。初代キャプテンの桜井玲香もその1人です。2019年の全ツ神宮公演での「これからも乃木坂46を作り続けていく1人だと私は思っている」という言葉は、卒業メンバーのスピリッツを指し示すものになったはずです。
こうして振り返れば成長と卒業を実感する夏はまさに青春。全ツは乃木坂46にとって
「甲子園の最終試合」
だとここでは言ってみます。神宮なのか甲子園なのかややこしくなりました(笑)
初森ベマーズ!
〈のぎ動画(@nogidoga46)〉
◢ 今年の全ツに求められること◢
ここまで、半ば強引でしたが全ツの意味合いについてまとめてきました。最後に今年の全ツに求められることを考えてみましょう。今年のポイントは2つあります。
1つ目は過去最多の7都市を巡るツアーということです。つまり、各都市ならではの個性やカラー、ツアーを駆け抜ける疾走感や臨場感、ツアー全体としての一体感や達成感が例年以上に求められます。これらを網羅したテーマとコンセプトの企画を用意できるかどうかで全ツの完成度が違ってくるでしょう。
2つ目は「10th YEAR BIRTHDAY LIVE」直後の大きなライブになるということです。日産スタジアムは卒業メンバーの偉大さを肌で感じる節目のライブでした。今回の全ツは現役メンバーで「次の節目を迎えるためのスタートダッシュ」を決める必要があります。つまり今の乃木坂46の実力がより求められるということです。5期生も含め総力をあげた構成を思い切って組み立てられるかどうかがカギになりそうです。
◢ 最後に…◢
いかがでしたか?全ツについて少し掘り下げてみましたが1番は全ツを素直に楽しむことです!もし、この記事が頭のどこか片隅に「羽根の記憶」として覚えていてもらえたら幸いです(笑)
最後までご覧いただきありがとうございました!
〈『乃木坂工事中』#174より〉
執筆:乃木坂の水(@nogi_no_mizu)