タダタケを歌う会
2018.01.22 14:05
2018年初演奏会はこちらでした。20代から70代が心を一つにして歌う、という「タダタケを歌う会」さんは、昨年の第伍回から1年ぶりです。お話しした事はないのに、ハンカチを握っているあの方は、きっとまた素敵なソロを聴かせてくださるのだわ、とか、回を重ねると段々勝手に親しみを感じる様になります(*^_^*)明友会の彼も楽しそうに歌っていらして、なんだか嬉しい。
日本の自然、心の情景を、時に優しく、時に激しく、かつ美しいハーモニーで聴かせていただき気持ちの良い時間を過ごしました。
多田武彦さんが、お亡くなりになったのは、昨年の12月。
ご縁のある皆様が、多田先生がご自分を送る曲と、生前自らおっしゃっていた、という「雨」を最後に鎮魂歌、として歌われました。多田先生が望んでいた様に明るく歌います、と指揮者の方ががおっしゃったように、それは優しく力強く、温かい演奏。そしてそれを受けるホール全体の空気。私は、昨日の「雨」以上に心に深く入り込む「雨」を聴くことはもうないだろう、と思いました。
多田武彦先生のご冥福を心よりお祈りいたします。
素晴らしい演奏ありがとうございました。 kuwamami