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地中熱は「冷暖房」や「給湯」、「融雪」で利用します~NPO法人地中熱利用促進協会・柴広報分科会長に聞きました!~その2

2018.01.22 21:31

NPO法人地中熱利用促進協会・柴広報分科会長のインタビュー2回目は、地中熱の利用方法や効率の良いシステムについてお話いただきました。

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※「熱」を利用します。「発電」には使いません!

■「どのように利用するのですか?」


柴さん「よく『地熱』と勘違いされますが、『地中熱』は熱を利用するもので、発電はしません。

 主に『冷暖房』や『給湯』、雪国なら『融雪』などの熱源として利用されています。

 その『地中熱』を最大限に生かすのが、ヒートポンプシステムです。

 ヒートポンプは地球上に存在する様々な熱を利用して冷熱も温熱も生成できるシステムです」(図参照:NPO法人地中熱利用促進協会ホームページより)

※意外に身近なヒートポンプ…エアコン室外機等で使っています


■ヒートポンプシステム…難しそうですね。


柴さん「ヒートポンプという言葉はなじみが薄いかもしれませんが、生活では実はかなり身近にあります。

 例えば、多くの家庭でもエアコンを使っていると思いますが、その室外機がヒートポンプです。また、冷蔵庫もヒートポンプで庫内を冷蔵、冷凍に適した温度にしています。

 エアコンは室外の空気の熱を利用するもので、夏には室内の温度を下げるために室内の熱を冷媒ガスで奪い、外気に熱を排出します。冬は室内を温めるために外気から熱を冷媒ガスで奪って室内に送ります。(次回に続きます)