第134話:クリシュナの子どもの頃のリーラー(10):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
2018.01.22 23:10
「ナンデーシュワラとマハーヴァナの間に、
ヴリンダーヴァナという名前の地がある。
この場所は非常に私たちに相応しい。
なぜなら、草木、植物、蔓草などが生い茂り、
牛や他の動物たちに良いからである。
素晴らしい庭と高い山、
すべてのゴーパとゴーピー(牛飼いの男女)と家畜が幸せに暮らすのに
必要なものに満ちている。
ゆえに、今日すぐにそこに行こうではないか。
これ以上待つ必要はない。
もし私の提案にご同意いただけるなら、
すべての牛車を準備して、
前に牛をつなぎ、
私たちをそこに連れて行ってもらおうではないか。」
ウパナンダのこのアドバイスを聞き、
牛飼いの男たちは満場一致で同意しました。
「非常に素晴らしい」と彼らは言いました。
「非常に素晴らしい」
そうして住民たちは家のものを整理して、
荷台に洋服や他の身の回りの品々を積んで、
すぐにヴリンダーヴァナへ出発しました。
…つづく
(10巻11章28-30節)