時計仕入れました。
時計仕入れました、1920〜60年の手巻き式腕時計。直径はリューズも含み30〜34ミリくらいです。今の感覚で言うとユニセックス、男でも女でも付けられる大きさ。ここにある六個は時計屋さんに出してメンテしてあります。ただ古いので多少の時間の狂いは出ます。これくらい古いと、このレベルの時計はオーバーホールしてもそう極端に綺麗に動くようにはならないみたいですね。だからある程度の誤差は仕方ないと思って使うしかない。値段はどれもそんなに高くないです。ベルトは新しいのを付け替えてありますので綺麗です。腕時計はまだありますので、後二週間くらいしたら幾つかお見せ出来ると思います。腕時計久し振りに仕入れました。イングランド南部のフェアーで仕入れました。友人と朝五時起きで車で出掛けたのですが時計が買えたのは良かったです。取り敢えず真面目そうな初老の男性が売っていたので、オメガとかローレックスの高いのは今回は避けて、そう値段の張らない物でシックなデザインの物を仕入れました。デザインはどれも気に入っています。今のイギリスで万年筆や腕時計を専門に扱っている真面目なディーラーを探すのは本当に大変。運と口コミだけが頼りです。googleで「腕時計・ディーラー・真面目」と検索して上手くいくなら良いのですが、専門分野の検索はこう言う場合殆ど役に立ちませんね。例えば、ですが「金沢・アンティーク」で検索すると最初に出て来るのは殆ど雑貨屋、ヴィンテージショップで当フェルメールは後ろのページのほうでやっと現れます。面白いです。そもそも、検索ワードに「真面目」「良心的」など加えても何の意味も無いですね、返ってヤバイとこが検索されて出て来る。良い大工さんを探すのに検索は全く役に立たない。良い職人さんはgoogleでは探せないのです。良い職人さんに仕事を頼んでる人もわざわざネットに書き込んだりもしません。
情報というものが、ネットで簡単に得られるものと、そこでは届かない深さのものと、はっきり分かれてる訳ではないけれどどうやらそんな二層構造になっている。ネットという光に晒されて明るみになった分、逆に闇へと消えて見え難くなったものも多いように感じます。後、人が本来有する勘という感覚を情報に頼り過ぎ皆んな使わなくなってます。これは大問題です。人に会ったときに覚える印象、後味の悪さ、どうも好きになれない笑顔、嘘をついているような声色、さり気なく漏らした一言、漏れ出る表情。何となく気の進まない頼まれごと、何故か会いたくない人、全て条件は揃ってるのに乗る気になれない誘われごと。
勘は大切です。僕も今回のイギリス仕入れで大変でしたが勘と知性を頼りになんとか切り抜けました。