小学校での体育授業におけるダンス必修化をきっかけとして*
全国の中学校では平成20年3月、中学校学習指導要領の改訂により、保健体育においてダンスが必修化されました。「創作ダンス」、「フォークダンス」「現代的なリズムのダンス」の3つから構成され、表現や踊りを通して仲間とのコミュニケーションを取ることや、豊かな自己表現ができることを目的としています。
また、小学校では平成23年4月より「表現運動」や「リズム遊び」として全国的に実施されています。
しかし、教職員の方々にはダンス経験者が少なく、ダンスの授業で子どもたちにどのように指導すればいいのか頭を悩ませている先生方は少なくありません。
そんな中、今回新潟県新発田市の小学校3校にて体育のダンスの授業を担当させていただきました。もちろん内容は先生方の希望を伺いそれに沿って進めていきます。
多かったのは、「学習発表会に向けて」でした。
先生方が予め子どもたちと考えていたものをその場でアレンジしたり、
「忍者」のテーマで今後子どもたちと発表に向けて作品を作るということだったので、初回に忍者の表現方法をたくさん提案したり子どもたちと導き出したり、
「ジャングル」というテーマで風景・動物・人(探検家)の枠組みに分けそれぞれ表現し壮大なジャングルを表現したり。
先生方からのテーマ設定は、私にとっても初めて考えるテーマでもあったので、私自身すごく勉強になりました。
ただやはり、ダンス経験者にしか思いつかないような動きの引き出しを持っているので、
こんな表現方法があるんですね、やこの歌詞でそんなユニークな動きができるんだ!など
驚きの言葉をたくさんかけていただけたことは、私たちダンスを専門とする側にとっては
とても嬉しいことでした。
小学校でのダンスの授業はダンスが好きな子どもたちばかりが授業を受けるわけではありません。ダンスが初めての子どもたちにとっても、ダンスに苦手意識を持っていた子どもたちにとってもを今回の授業を通して身体で表現することの楽しさが伝わっていたらいいなと思います。
今後もダンスが必修化されたことによってダンスが普及していくことは間違いありません。ダンスの指導方法でお困りの方がいらっしゃいましたら、お声がけいただければ嬉しいです。
また、新潟でも年に1度、「(初級)ダンス教育指導士」の資格を発行している「ダンス教育振興連盟JDAC」の講習会も開催されていますのでそこではダンスの指導方法を直接学んでいただけます。よかったら検索して見てください^^
認定準講師をさせていただいています。
https://www.jdac.jp [JDAC HP]