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褻の日の手あて

《 小暑 》のお話の続きです☀︎

2022.07.08 09:08

インスタグラムから飛んできて頂き

ありがとうございます😊


では早速!


◎東洋医学・漢方でみる夏疲れの原因


蒸し暑い夏の疲れの特徴は

「暑さ=火・熱」と「湿気=湿」が身体にたまりやすくなることと、

暑さを抑えるためにエアコンなどの冷房や冷たい物を取り過ぎてしまうことで身体が冷えることで、季節外れの「冷え=寒」から疲れが身体に残ってしまい、夏疲れの原因になります。


この暑さと湿気、冷え、3つの特徴を、

もう少し詳しくお伝えしたいと思います。


1年間の季節の巡りによって現れる気候の変化を「六気」といい、「風・火(熱)・暑・湿・燥・寒」の6つに分けられます。

季節に当てはめると、「火(熱)・暑・湿」が「夏」に当てはまります。


この六気が、気候の変化や身体の対応能力を超えた時、体調不良や病気の原因となり「六淫(りくいん)」という身体に支障をきたす邪気となります。


「風邪・火(熱)邪・暑邪・湿邪・燥邪・寒邪」となり、

暑さは「火(熱)邪」によって、

湿気は「湿邪」によって、

冷房や冷たい物の取り過ぎによる冷えは「寒邪」によって、

不調の原因となるのです。


なんとなく分かって頂けたでしょうか?


そうしましたら、次はタイプ別の原因を見てゆきましょう!


●Aタイプのチェックが多かった方は…

『 火(熱)邪 』が原因の夏疲れ


暑さや発汗によって体内の水分(水・津液)を消耗してしまい、気(元気)も失われてしまいます。

汗かき、のどの乾き、気力の低下、倦怠感などが現れます。

その他、暑さにより体温が上がり、気分が優れず眠れない、イライラしやすい、焦りやすいなどの不調も現れてきます。


●Bタイプのチェックが多かった方は…

『 湿邪 』が原因の夏疲れ!


湿度が高いと体内の水分(水・津液)も淀み、動きが鈍くなります。

そうすると、関節に痛みが出たり、下半身のむくみなどを引き起こします。

さらに湿気は胃腸の動きも鈍くする為、食欲不振や下痢も現れます。

湿が溜まると、汗はベタベタ、便は粘りがあり切れが悪くなったり、あせもができたりもしてきます。

湿は脾(胃腸系)の働きを衰えさせるので、身体に湿気が溜まってしまうと、消化器系の症状が現れやすくなります。


●Cタイプのチェックが多かった方は…

『 寒邪 』が原因の夏疲れ!


冷房や冷たい物の取り過ぎが季節外れの「寒邪」を作り出し、季節的な寒邪の症状よりもしつこくて厄介の不調となってしまいます

冷房や冷たい物の取り過ぎは身体を冷やし血流を悪くします。

特に腹部や腰の冷えは生理痛、下痢の大きな原因に。

直接冷風に当たってしまうとカゼを引きやすくなり、肩こりや頭痛、関節痛などの不調につながります。

寒邪は「冷え」「痛み」となり、冷えて血流が悪くなると「瘀血」の原因にもなります。


それぞれ良いコト何もないです!



それぞれ皆さんの夏疲れの原因が分かったところで、次はどの様な養生を心がければ良いか見てゆきましょう!


●Aタイプ

『火(熱)邪』による夏疲れには、

まずは水分補給・栄養補給を心がけることが大切!

身体の熱を冷ます飲み物や食べ物を積極的に摂ると良いでしょう。

ハブ茶やドクダミ茶、きゅうりやトマト、ゴーヤ、スイカなどの夏野菜も良いですし、葛切りと紫蘇のサラダ(春雨サラダの様な感じです)もオススメ◎

(※作り方気になる方はコメントをお願いしまーす)

衣類は通気性や吸水性の良いものを選び、部屋の温度が高くなり過ぎない様にカーテンやブラインドで調整をしたり、外出時は日傘や帽子を使うなど直射日光や紫外線を避ける対策もしてみましょう


●Bタイプ

『 湿邪 』による夏疲れには、

湿気が大敵なので、普段過ごす部屋の風通しをよくしたり、汗をかいたら早めに着替えるなど心がけましょう。

寝具や洗濯物はよく乾かし、水回りは衛生面から清潔にしておくことも大切です。

湿気を取り除いてくれる食べ物も積極的に取りましょう。

はと麦茶は有名ですね!

お茶でよく耳にしますが、ハトムギを水で戻してスープにしても湿気取りしてくれるので良い食材です。

熱を覚ましてくれる冬瓜とハトムギのスープなんて最高ですね◎

他にはとうもろこし、じゃがいも、枝豆、豆腐などもオススメ!

とうもろこしの髭は南蛮毛と言って南蛮毛茶というお茶にもなっています。

売っているとうもろこしで作る時は髭をフライパンで炒って淹れて飲みます。

私はベビーコーンを蒸して髭ごと頂きました🌽

甘くて美味しいです✨


●Cタイプ

『 寒邪 』による夏疲れには、

まず第一にエアコンなどの冷房で体が冷えてしまわない様な対策が大切!

冷房の冷えは身体の深部に溜まりやすいと言われます。

一度入ってしまうと取り除くのに時間がかかる為、身体に入ってくる前にしっかりとした冷房対策をして侵入を防ぎましょう。

こまめに上着を脱ぎ着して身体を冷やさない様にしたり、特に首や腰、手首、足首は冷やさない様に気をつけましょう。

冷たいものの取り過ぎも要注意!

飲むなとは言いませんが、できればキンキンに冷えたものや氷系の食べ過ぎ飲み過ぎには注意をして、常温や冷えた屋内では温かいのもを摂ると良いでしょう。

身体を温める食材を使って、中からポカポカにするのもオススメです♩

シナモンやしょうが、スパイスが好きな方はせり科のウイキョウを調味料に使ってみたり、赤紫蘇も身体を温めてくれるので今だと赤紫蘇ジュースも良いかもしれませんね。

私が試したいのは漢方スクールの先生に教えてもらったウイキョウと枝豆の塩茹で!

ビールが進むこの季節、冷えにウイキョウ+湿気取りに枝豆なんて良いではないですか◎

これから試してみます〜


と、またまたこんなに長くなってしまいました!

いつもと少し違う形で、小暑や夏の体調・養生のお話をお伝えしてみましたが、いかがでしたか?

ちょっと読みづらかったかもしれませんね😅


実は、私自身がややマンネリしてたのが気になっていたので、ちょっと変えてみました♩


他にも色々な生活養生、食養生があるので、いろいろ考えたり試しながら、これは良い!と思うものが見つかったらお伝えしてゆきたいと思います。


小暑のお知らせも、お時間使って読んで頂きありがとうございました!


では次は7月23日、大暑でもあり土用の丑の日でもあります。

うなぎも食べて、精をつけて、この暑い暑い夏を乗り切りましょう!

夏がとっても苦手な私、頑張ります🥹💪