太田が日本酒を巡る旅

【福井】優しい薫りと米の旨味のある酒で、寿司を楽しむ

2018.01.24 01:11

梵 艶 越前旬純米大吟醸 無濾過生原酒

(ぼん つや えちぜんしゅんじゅんまいだいぎんじょう むろかなまげんしゅ)

1860年(万延元年)創業の福井県鯖江市の『加藤吉平商店』のお酒です。

SAKE TIME での評価は「3.79」(2018/01/24現在)

代々「吉平」を襲名し、現蔵元は十一代目です。

代表ブランド『』はサンスクリット語で”けがれなき清浄”、”真理をつく”を意味し、

海外40カ国以上で販売され、『BORN』として愛されています。

フルーティーな薫りと旨味が、和食だけでなく、西洋料理にも合わせやすいです。


』は、山田錦を50%まで磨き、マイナス5度で1年以上熟成させた、

長期氷温熟成酒」です。

熟成させたので、芳醇な薫りは優しくなり、

無濾過生原酒のインパクトも柔らかくなっています。

一口目は、山田錦らしいスッキリとした綺麗なお酒なのですが、

二口目、三口目になると

優しい薫りが華やぎ、しっかり米の旨味も感じてきます。




そして、このお酒と合わせる料理は

しめ鯖のにぎり

(撮影店:金沢「鮨小桜」)

浅めに酢締めしてあって、鯖の脂が優しく甘く感じます。

後から鯖の旨味が溢れてきます。

ここで日本酒を口に含むと、

鯖の脂をすっと洗い流し、

鯖の旨味と、日本酒の旨味が口の中に残り、

しばらく幸せが続きます。



チーム株式会社

太田泰史

http://team-project.jp/