出戻り〜風呂場の場所①
うちのカミさんのかねてからの念願は「風呂からの景色」を見ること。E案までは梅畑越しに南アルプスが一望出来る場所に風呂の窓が設計されていました。現行のG案では、風呂の窓は玄関へ駐車場+車路が目の前になり、高基礎の段差があり、窓は風呂の上の方、外からは腰の位置くらいに窓、目線下に風呂が覗けるような場所になっています。その窓外に「植栽」を設けて目隠しをするというプランです。
その部分が理想とは違うカミさまが「風呂の窓がなー」と言うので、その気持ちを聞かない訳には行きません。裕介氏に電話したのはその件でした。
忘れていた訳ではないですが、夜に少しの時間しか入らない風呂を取るのか(夜、外は真っ暗になります)もっと長い日常の時間帯に見える景色を窓とするか、どうしましょうか?といった内容でしたかね。その後、基本設計に出戻りになりますが、風呂場、水回りアレンジのプランをG-a, G-b, G-c案と3パターン考えてくれました。2017/4/17に図面がメールで届きました。
左が3/14のG案。右3つが水回りバリエーション。高解像度の図面は書籍化された時にしっかりと公開して貰いたいと思います(笑)
G-a案:風呂と脱衣室は二階に移動。風呂窓からは南西の木と電車の気配が感じられます。ロフトスペース分が広々リビングに追加され、一階の階段はコの字に広々。一階に小さな収納室が生まれました。今考えると暖炉が壁についているので、煙突を壁の中に埋めておく事ができるプランでした。
G-b案:玄関の位置を南西側に移動。風呂の窓は一階の南向きですが、玄関へアクセスする人はあまり通らないであろう場所になります。風呂東側に窓を開ければ陣馬形山、南アルプスがよく見えそうです。八畳のロフトスペースは東側に移動されただけ。ロフト南側の開口部は健在なので一階から開放的な雰囲気はG案と同様でしょう。図面右上の鋭角コーナーにあった玄関が右下の直角部分になった為、玄関は小さく、風呂は大きく変化しました。
G-c案:風呂場は二階、風呂の窓は南向きですが、東側に窓を開ければ陣馬形山、南アルプスがよく見えそうです。約8畳のスペースが一階収納、二階のロフトフリースペースに振り分けられたアイディアです。
家族会議が開かれます。