ベリーナイス コケモモ
2022.07.27 11:04
(2022/7/3 北八甲田連峰)
(2022/6/23 秋田駒ヶ岳)
苔桃(こけもも)
ツツジ科スノキ属/常緑小低木
苔のように岩場・砂礫地等に低く這って広がる小低木で、その果実は小さな桃のようなであることから『苔桃(こけもも)』と名付けられた。
寒冷な土地を好み、冬には−40℃にもなるような場所でも育つ。生息分布域は、北欧・ユーラシア大陸や北米大陸など、大変に広い。
日本の本州・北海道では高山植物だが、それよりも北の樺太や千島列島など、より寒い地域では、標高の低い場所の森林や原野でもたくさん育つ。
(2022/7/26 北八甲田連峰)
和名の由来にもなったその赤い果実は、酸味が強いが栄養価が高く、寒冷地でも収穫できる量が豊富なため、樺太のアイヌは「フレップ」(赤いモノの意)、北欧スウェーデンでは「リンゴン」、フィンランドでは「プオルッカ」、ロシアでは「ブルシニカ」、北米では「リンゴンベリー」(スウェーデン語由来)と呼ばれ、生食のほか、ジャムやワイン等にも加工され、食べられてきた。
ブルーベリーの仲間でもあり、釣鐘状の白い花や実の形は確かに似ている。
花言葉:反抗心/冷淡/不実/不信/背信/挫けない/幼い心