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コペルくん 少しネタバレしちゃうかも

2018.01.24 11:07

こんばんは ビューラックス代表 池ヶ谷です。

今日は読んだ本の感想を少し、ネタバレ気味で解説しますので、気になる方は読んでからお願いします^o^



原作となったのは、80年前に書かれた児童書です。

しかし今、漫画版を買っていくのは、大人たち。

発売から3か月あまりで70万部を突破するベストセラーとなっているらしい。


物語の主人公は、

中学2年生の「コペル君」。

いじめなど、学校で起きる出来事に、どう向き合うか悩んでいます。


そんなコペル君にアドバイスするのが、近所に住む“叔父”です。


叔父さんは、コペル君とやりとりするノートに、悩みと向き合う、さまざまなヒントを書いてくれます。


友達から「上級生に目をつけられている」と相談を受けたコペル君。


友達を1人にせず、上級生から守ると約束します。

“絶対に逃げずに、みんなで戦う…。

約束だ…!!”



しかしある日、友達が上級生に殴られているのを見ても、一歩も動くことができません。


コペル君は、自分を恥じて学校を休んでしまいます。

“僕なんて、死んだほうがマシなんだ…。”



苦しむコペル君に、叔父さんはメッセージを送ります。



「何故、苦しいのか、それは君が正しい道に向かおうとしているからなんだ。」

児童向けのこの漫画を今、大人が買って行くのかが分かる。


私も今の生き方でいいのか?この選択でいいのかと日々、不安だから。


今の自分って、本当に自分が望んでいた自分なんだろうか?

社会の波に呑まれ、世間一般の普通や当たり前という思考が「本来の自分」を占拠していて分からなくなっているのではないかとか…


世間の目よりも何よりも、自身が、まず

「人間の立派さ」

がどこにあるか、それを本当に自身の魂で知ることが大事だと著者は言う。


答えがない、この本は。

“君たちはどう生きるか”という問いかけで、どう生きたらいいという答えはどこにもない。

それを自分で考えるしかないのだ。


自己と正面しているものに対して、けっして眼をそらさずに、ただただ戦っていく事かもしれない。


児童書なので娘にも読ませてみた。


程なく、本に良く挟まっているこんなハガキに娘が何やら書きだしていた。

シンイチロオウって…


慎一郎ですけどね。

絶対にマガジンハウスさんには出せませんw


80年前の児童に脱帽です。


ただ、時代は変わっても、変わらないものは必ずあるし、今の児童だって、若者だって、一生懸命に生きてる。


自分の人生はいつだって自分で切り開かなくてはいけないし、誰かの人生の一部にはなってはいけないんだ。


とまた悩みなが、正しい方に少しずつ歩いていく…