開票立会人として今回の選挙を見て
今回の参院選では昨年に引き続き開票立会人をさせていただきました。
私は選挙区の立会人をしましたが、選挙区であるのに政党名や比例代表での候補者名を書く方がかなりおられ、それは立憲民主党の支持者と思われる票の中にもあったので、かなり残念でした。
選挙の方法は意外に有権者に知られていない、と言うことを痛感し、今後選挙の投票方法も呼び掛けていかなければならない、と感じた次第です。
一方、相崎佐和子先生に点字で投票された方もおられ、感動しました。
また、小村潤候補への投票が不当に無効票とされているのを発見したので、党派を超えて開票立会人一同で抗議したところ、選管が誤りを認めて有効票としてくださりました。
意図的な不正ではないと信じたいですが、仮にミスであったとしても、開票立会人が責務を怠っていると有権者の思いが無駄になり、そういうことが積み重なると不正も行いやすくなります。実際、過去にはある候補者の票が0票になり白票が水増しされた事件もあったので、開票立会人の役割は大切です。
なお、維新の会は開票立会人を出していませんでした。それでもたつの市で2位、県では1位の票を取っているのですから、風とは恐ろしいものです。
今回の選挙結果ですが、自民党は引き続き単独過半数獲得は出来ず、次回の選挙で野党が頑張ればねじれに持ち込める余地は残しました。
一方、私が危惧しているのは野党の質です。
東京選挙区では松尾明弘先生が落選し、山本太郎候補が当選しました。立憲民主党は共産党公認候補よりも低い得票数で同じ党の仲間である私をブロックしている齊藤蓮舫氏が当選したに留まります。
岩手県では木戸口英司先生が、新潟県では森裕子先生が、いずれも落選しました。二人とも旧自由党系の政治家であるだけに、立憲民主党にとって、否、日本にとって大きな損失であり、我が国の未来を暗澹たるものとしてしまいました。
私が比例代表で投票した青木愛先生が当選されるかは、現時点では不明ですが、少し楽観できない状況です。
参政党は1議席を獲得しましたが、維新政党新風や祖国再生同盟との共闘をしなかったことは今後に禍根を残すでしょう。
しかしながら、良い話もあります。
日本維新の会からは石井章先生が当選確定となりました。
立憲民主党では逆に同じ党の仲間である私をブロックしているA議員が落選の模様です。
愛知県では国民民主党と立憲民主党とが1議席ずつ確保しました。国民民主党の伊藤先生は内密出産法制化にも取り組む生命尊重派の政治家です。
宮城県では国民民主党が議席を維持しました。
以上のことを踏まえて、今回の敗因を分析しつつ、当選した素晴らしい政治家の皆様の活躍に期待したいと考えます。