樹の涙
2018.01.25 00:55
2017/5/5 伐採作業は「ほぼほぼ」完了です。
GWの中川村音楽祭出演で、7sonora(ナナソノーラ)のメンバーが集まりました。しおんの大好きなギターのヤーソと、駒ケ岳をビニール袋ひとつで登った歌とパーカッションのおっさん、とくじろうです。
切り株から涙。歌のタイトルになりそうです。少し真面目な話を書きたいと思います。ここの山の木を伐採する作業はとても疲れました。一日中畑を動き回ってもへっちゃらな私ですが、山の木を伐る行為にどっと疲労感を覚えたのです。果樹園でリンゴの木を伐る感覚とは異なるものなのです。10メートル以上の太い木の命を断つ行為のせいか、ドスンと切り倒した時の衝撃が腹に響くのか、その両方なんだと思います。
山師が伐採を行なう際に、お酒と塩で清め、手を合わせてから作業にかかると聞きます。せめてもの想いで、私も手を合わせました。
上が栗、下がミズキの切り株です。「水木」とはその名の如く、枝からも切り口から水が滴り落ちるほど水を含んでいる木だそうです。この切り株の水の吸い上げようといったら驚きです。切り口より上はないのに、根っ子から上へ水を送っているのです。本当にごめんなさい。材は昔から下駄や箸などに使われたそうです。材が乾燥すると桐の様に軽い木材になると聞きました。