東京夜光|稽古場レポート
1/14(日)東京夜光さんの稽古場にお邪魔してきました!
なんだかとっても楽しそう…
こちらは丸めたブルーシートをぶん投げている様子です。
ぐるぐる巻きにされています。
すごく楽しそうですが遊んでいるわけではありません。
「裸足の思い出」では、ブルーシートを使ったムーブメントで転換をするそうなんです。この日の稽古では、その実験を行いました。
ブルーシートを使って、俳優さんや、作・演出の川名さんも一緒に色々な動きを試していきます。私もちょこっと混ぜてもらいました。休憩を挟んで約2時間ほど実験は続きましたが、驚くほど様々な動きが生まれました。ブルーシートが持つ無限の可能性….
「裸足の思い出」は、転換も見所の一つになりそうです。
それから、お写真ではお伝えできませんが、実験中は実際に劇中でも使われる音楽が流されていました。この日の稽古には音楽担当の方もいらっしゃっていて、まだ未完成とのことでしたがとってもとっても素敵な音楽でした。本番をお楽しみに!
そして後半はシーンの稽古に入ります。
直前まですごく楽しげな雰囲気だったのに、芝居に入った途端、空気の重さが変わった気がしました。
一回やってみて、川名さんからのダメ出し・説明があってもう一回やってみてという、ごくごく普通の稽古の流れがすごく大事に行われていました。一回、また一回とどんどんお芝居が変わっていく様子は、見ていてドキドキしました。
「裸足の思い出」は、生と死という重いテーマを扱っています。それだけに、ダメ出しやシーンについて説明するときの川名さんは真剣でした。戯曲の持つイメージを、正確に正確に言葉にしようとしているように感じられました。「死の扱い方を丁寧にしたい」とおっしゃっていたのが印象的です。
稽古を見せていただいて、この作品はきっと、観終わった帰り道でずっとそのことを考えてしまうような、そんな作品になるだろうなと思いました。ぜひ劇場で目撃してほしいです!
谷川