ジレンマ

一昨日のステージを観てくれた皆さん、本当にどうもありがとう。
誰かに聴いてもらえてる、という事実がすごくありがたいね。
もっとたくさん聴いてもらいたいよ。
皆キラキラしててすごくいい気持ちで歌えたよ。
ライブの打ち上げで3時頃まで六本木で飲んでて、皆でドラムのサトル君の車で送ってもらったんだ。
ラーメン食べたくなって、川崎まで行っちゃったよ。
だってあの時間に空いてるラーメン屋さんがないんだもんな。
でも、一度食べると決めたら、妥協はしたくないね。そういう性分なんだ。僕も彼らも。
寝たのは6時頃だったけど。
実に気分のいい朝だった。
いやに朝焼けが綺麗でさ。あれが見れただけでも十分お釣が来るね。
昼頃起きて、新宿に行ったんだよ。どうしても欲しいCDが何枚もあって、選べなかった。
タワレコに入って決めようと思ってたけど、電車に乗った時には決めてたね。
ストロークスの3枚目ね。
店に入ってその一枚だけを持ってレジに並んだんだ。他も見てしまうと全部買いたくなるからさ。他には目を向けず断腸の思いで一枚持ってった。
けど、僕の前におじさんが支払いしてたんだけど、やけに長いんだ。同じタイミングで並んだ他の人はとっとと帰ってくのに。
ちょっとイライラしてたら、そのおじさん、3万ばかし払ってた。
しかもカードで。
突然切なくなったのは確かだよ。
けど、僕のこの一枚は彼にとっての約10枚と同じくらいの価値があると信じたんだ。
その一枚を持って意気揚々と店を出たよ。
その後サトル君と彼女に誘われて豊島園まで映画を観に行ったんだ。
エヴァンゲリオン見ちゃった。
僕らのリクエストじゃないよ。彼女のリクエストだよ。
ポップコーンとドリンク買って、しかもドリンクにフィギア付の奴があって、思わず買っちゃったよ。
いろいろ考えて初号機の「暴走」にした。へへ。
主人公のシンジ君に激しくシンクロして、興奮覚めやらぬまま、帰宅が日付変わるちょっと前。
サトル君の彼女の作るオムライス、とてもおいしかった。
ある時期からオムライスは大好物なんだよ。
床に就いて目を瞑りながら、頭の中覗いてみたら、いろんな色の筋が幾重にも混ざって大きな大きな渦になってたよ。
素敵な歌がまたたくさん生まれそうだよ。
僕の中にはいろんな思いがあるけど、きっと一緒やと思うんだよね。
目を逸らさずにちゃんと見ることが肝心だね。