うたうたい 堺輝

ハローグッバイ

2008.05.30 16:20

本日もご期待にもれず
家を出なければならない時間に起きた男です。
久しぶりに寝付けなかったな。。。

おかげで日中ずっと夢現つ。

そのせいか、こんなことがありました。

バイト先では、その日使う日替わりのカレンダーがあって、
そのプリントを見て、自分が何をしなきゃいけないかを判断するのね。
僕が取ったプリントには明らかに
「5/31」と書いてあって、信じて疑わなかったのよ。
ほら、出勤したてなんて夢から覚めたばかりみたいな男だから。

そしたらお客さんに
「私今日の5/30から○○なんですけどー」って言われて
「いやいや、お客さん、今日は5/31ですよ。何寝ぼけたこと言ってるんですか」
くらいの勢いで諭してあげたの。

でもよく考えてみたら、
5/30には僕はレコーディングのミックスに立ち会う用事があったし
それは今日と認識してたし
昨日のライブも5/29だったはずだし。。。と、
思い出してきて、
「いったい僕の5/30はどこに行ったんだろう」とか
「もしかして24時間が知らぬ間に過ぎて、何食わぬ顔で僕はここに座っているんではなかろうか」とか
「寝過ぎたのか」とかいろいろ考えていたんだけど
隣の席の友人の席のカレンダーには「5/30」のプリントが貼ってあって

やっとそこで初めて自分の取ったカレンダーのプリントが
誤りであることに気付いたってわけ。

あぁん、もう。

そんなこんなで一日の稼ぎを終えて
地下鉄乗り継いで綾瀬に行きました。
ミキシングを再度お願いすることになって、同じくカフェオレーベルの原さんのところ。

スタジオに着いた頃には他のメンバーはもう既にいて
大方作業は終わりかけ。
予定時刻にはきっちりミキシングは終了し、前回と同じく
五月雨降る中帰ってきました。

自分の作ったものが、少しずつ少しずつ
いろんな人の手が加わって
素敵なものに仕上がっていく様は

まるで子供が生まれて
いろんな人との出会いや
誰かに影響を受けたりする環境の中で
成長していく、みたいな、そんなのに似てるなって思った。

だって、一つの曲にしたって
最初は僕の頭の中に流れたメロディだし
それがメンバーとの音のセックスによって形になって
今度はそれを本当に形にして
必然的な偶然によって一つのCDに収まって
最終的に作品って呼べるものまで創り上げるわけじゃない?

そこまでにいくには、
もちろんメンバーやエンジニアさんだけじゃなく
僕らに関わる、もしくは関わってきた人たち全てが
この作品に携わってると言っても過言ではない気がしてくるんだよ。

そう考えたら、なんだか早く皆に聴いてもらいたくて。
もう少ししたら生まれるからさ。

そうすると、ワンマンってのは昔で言う「元服」みたいなもんかなw
「やっとここまでこれました」みたいな御披露目って感じ。


メンバーと帰る道すがら、
僕じゃない誰かが、録ったばかりの曲を口ずさんでた。
僕に似てところどころ歌詞が違ってたけどw
4人で言いたいこと、それが僕の歌であり、
まだ僕らの音楽を聴いたことない人の歌でもあると思うんだ。

では、ここらで一曲聴いていただきましょう。
ビートルズは通い合わない歯痒さを
柏原芳恵は甘酸っぱい恋を
くるりはめぐりゆく人間の感情を
藍坊主も、YUKIも
みんな、みんな歌ってきた。
そんなすごい人たちに肩を並べられるかは分からないけど
僕らなりのハローグッバイをつくってみました。

(非常に)拙い演奏ですが
聴いてください。

the bitters endで「ハローグッバイ」

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