新入社員、配属先へ~「あの仕事は楽しかった」と言える未来のために、今~
総合職新入社員の研修最終盤、彼らと対話するために6月25日、鵜沼三学館(岐阜県各務原市)に行きました。
彼らは、工場実習中に当社製品に毎日触れ、製造ラインに入り、その苦労を身をもって体験したことでしょう。
私も工場実習で覚えているのは、とても大変で、何キロも痩せたことです。
その体験が、今の私の「製造に携わっている方への畏敬と感謝の念」につながっています。
皆さんの抱負
今思えば、私は、新入社員として住友電工に入社以来、常に何かを変える=チャレンジをしてきました。
新人のころから最初の10年間のチャレンジし続けた経験が、今の私を支えていると感じています。
任された仕事を「萬事入精(ばんじにっせい)」の精神でがんばっていると、社内外を問わず、誰かが見てくれているものです。
難局をともに乗り越えた当時のお客さまとは、今でも公私ともに良い関係で、私の会社人生で貴重な財産となり、管理職となってからは、さらにありがたいことだと感じています。
私の話の後には、新入社員からは一人ひとり今後の抱負が聞けました。
「数年経って振り返ったとき、『あの仕事は楽しかった』と思うことができるように、仕事に対して誠心誠意取り組んでいきたいと思います」
「これからの社会人生活の中で、『真剣に仕事をしていく中だからこそ築ける人間関係』や『苦しいときこそ楽しいと思える経験』を、私も体験できたらうれしいです。そのために、さまざまなことへ挑戦し、一生懸命取り組むことを心がけたいと思います」
まさにその通りだと思います。
萬事入精の精神を胸に、日々の業務に取り組んでほしいという、私の意図が伝わったようで安心しました。
挑戦
さて、昨年6月、私も社長就任という船出から、新型コロナウイルスという荒波に揉まれながらの航海も1年が過ぎました。
この間、住友理工グループをより良い方向へ変えていこうと、さまざまなことを考え実行してきたつもりです。
年初にお話しした「過去の概念にとらわれることなく、変化に柔軟に対応する風土づくり」に向け、挑戦し続けるということは、私が新人以来変えていない姿勢です。
暑い日々が続きますが、健康・安全に気をつけて、一日一日を積み重ねていきましょう。