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2月2日に本年度の第3四半期決算を発表

2021.02.02 23:30

2月2日、本年度の第3四半期決算を発表しました。

4~9月の上期では、世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大し、需要減少をはじめ、生産調整を余儀なくされるなど、大きな影響を受けました。

一方で、7月からは当初の想定よりも需要の回復基調が鮮明になってきました。

10~12月の第3四半期は、10月時点での予想も上回って需要が回復しました。

結果、第3四半期までの累計においては、売上は昨年を下回ったものの、本業の利益を示す「事業利益」において、第1四半期の赤字分をカバーし、黒字化することができました。

従業員の皆さんが、お客様からの要請に着実に対応したことに加え、間接費削減や原価低減などの収益力改善の取り組みが実を結んだといえます。

ありがとうございます。

売上高:2,838億円(前年同期比:-17%)

事業利益:7億円(前年同期比:-92%)

親会社の所有者に帰属する四半期利益:△73億円(前年同期は、7億円の黒字)


中国は第1四半期以降、自動車の生産台数が高いレベルを維持していますし、その他の地域もアジアを中心に想定以上のペースで戻ってきています。

また、一般産業用品の高圧ホースは、中国を中心に需要が高いうえ、日本でも回復してきています。

そして、テレワークの拡大により苦戦していたエレクトロニクス分野のオフィス向け精密機能部品も、企業活動の再開に合わせて少しずつ需要回復が見られます。

2020年度見通しの修正

中間決算の際にも修正しましたが、第3四半期決算発表に合わせて、本年度通期の業績見通しを再度上方修正しました。

連結売上高:4,000億円(前期比:-10%)

事業利益:50億円(前期比:-56%)

親会社の所有者に帰属する当期利益:△71億円(前期は、9億円の黒字)

当初(7月時点)は、通期の売上は3,600憶円、事業利益は72億円の赤字という予想だったことから考えると、ずいぶん見通しは明るくなりました。

当期利益は、いまだ大幅な赤字ですが、これは来期以降の業績向上につながる各種構造改革を実施したためです。

なんとか第4四半期でもよい結果を出して、2021年度に向けて弾みをつけたいと考えています。

一方で、皆さんもご存じの通り、新型コロナウイルス感染症の影響は依然収束しておらず、日本では緊急事態宣言が出されています。

また、欧州でも再度ロックダウンをするなど、先行きは不透明なままです。


従業員の皆さんへ

新型コロナウイルス感染症の収束は、ワクチンの接種やその効果が表れるまで、まだしばらく時間がかかると想定されます。

従業員の皆さんおよびご家族の皆さんの健康が最優先です。

ご自身や大切な人のためにも、大変だとは思いますが、感染症予防を徹底したうえで、日々の業務への取り組みをお願いします。

2020年度も残すところ2ヶ月。

笑顔で4月を迎えられるように、コミュニケーションを取りながら知恵を出し合い、着実に前進していきましょう。