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マヤ

『予感』(続•臣隆妄想劇場113)ショートバージョン

2018.01.25 23:00

臣「冷えたろ?」





隆二「ん?…全然平気だよ」





夜明け近く、二人してベッドで寝転がる。





隆二は臣の後ろから抱きついている。





散々愛し合った後にもかかわらず、

臣の耳たぶを甘噛みしたり、キスを繰り返している。





臣「なぁ…」





隆二「まだ寝かせないよ」





臣「違うよ」





隆二「ん?耳はやめろ!…とも言わせないよ」





臣「ふふ…いいよ、別に…」





隆二「……」





隆二は愛しさを込めて、臣の耳を軽く噛む。





臣がピクッと動く…





臣「悪い唇…見せてみ」





隆二「まだ、ダメ…」





ちゅ…ちゅっ…と隆二は耳たぶへのキスを繰り返す。





臣「ふ…んっ……りゅう…?」





隆二「ん?」





臣「ずっとそうやって…甘えていたいのか?」





隆二「……」





隆二「…ここ数日のやつ?」





臣「うん…」





隆二「……」





臣「言いたくなかったら…別に…」





隆二「おみ…」





チュっとキスをして耳たぶから離れる隆二。





臣「ん?終わり?」





言いながら隆二と向かい合う臣。





臣「…また…暗い顔してる」





臣が人差し指で隆二の唇に触れると、

隆二は臣の指をはふっと咥えた。





臣「こら…」





チュッと臣の指を吸う。




いつも隆二が『逆転の日』にするように、目を軽く閉じ、





指を臣に見立てて…





口をすぼめて指を吸う…





臣「その顔…エロ過ぎ」





またチュッと音を立てて、臣の指から唇を離す。





臣「また…復活しそう…」





少し首を倒し、隆二の唇を塞ぐ。





すぐに唇を離して、




「溺れる前に止めろよ…」





隆二「もう溺れてるくせに…」





臣「夜明けまで長ーいディープキスする?」





すると隆二は軽く口づけをして、





「臣…」と言って正面から目を見つめた。





臣「…なんだろ?ドキッとした」





隆二「……」





臣「何か話か?」





隆二「ソロの…」





ズキン…





臣「…撮影?」





隆二「ん…」





臣「どこ?」





隆二「…LA」





臣「何日?」





隆二「……」





臣「……⁉︎まさか…何ヶ月?」





隆二「…2ヶ月」





臣「…行きっぱなし?」





隆二「ん…」





臣「……」





隆二「おみ?」





隆二は臣の髪をかきあげ、その手を頬に当てた。





隆二「珍しいね」





隆二「動揺が…顔に出てるよ」





臣「……」





臣から笑顔が消えた…





隆二「お…み」





臣「…なぁ…?」





隆二「ん?」





臣「どうやったら一体になれるかな?」





隆二「…今日も、何回も一つになったじゃ…」






あの時の…直人の言葉が蘇る…





『溺愛しすぎると失った時に立ち直れなくなるよ』







隆二「おみ?」





隆二の指が、臣の目の下のホクロに触れる。





臣(そっか…陽翔ロスじゃなくて…)





(本物の…ロス…)





(……で、急に甘えん坊に…)





隆二「大丈夫?おみ…」





臣「大丈夫じゃない…」





隆二「おみ…」





臣「結婚したら…離れずにいられる?」





隆二「…無茶言わないでよ」





臣「だよな…結婚しても、撮影はあるよな…」





隆二「お…み」





隆二から唇を重ねる…





臣の不安な気持ちを埋めるように…

隆二が優しく唇を吸ってくる…





臣(そうなんだ…やっぱり)





(溺愛してる方が…ショック…大きいんだ…)





唇を離し、臣は隆二をきつく抱きしめ、固く目を閉じた。







俺……耐えられないよ…