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うたうたい 堺輝

現実を直視する

2012.10.11 10:34

想像してください。

イガ栗を素手で握りつぶすところを。



それに匹敵する覚悟が必要なこと。

「現実を直視する」
並大抵の覚悟では出来ないことです。

大抵、見たくもない事柄ばかりですから。


長い間、目を背けてきました。
なかったことにして過ごす毎日。

逃げるのは得意ですから。


でも、時間は解決してくれません。
かすり傷みたいに自然治癒もありません。


そこで、
直視することにしました。







iTunesのデータが(また)飛びました。





以前同じことが起きて以来
外付けハードディスクに保管していたのです。

その、ハードディスクがうんともすんとも
いや、うぃーんとは言ってるか。

ただ、マウントしないのです。
デスクトップにもFinderにも現れない。

ディスクユーティリティを見ると
認識はしているようだから救出出来る可能性はあると見て

決死の覚悟で試みてみました。

Data Rescue3
体験版をダウンロードして
一曲だけ救出出来ることを確認。

なぜかビートルズの『Cry Baby Cry』を選んでしまった。
泣きたいのはこっちだよ。

ちょっと高かったけど
これまでの音源データが復活することを考えれば安いもの。

アプリケーションを起動すると、
時間がかかる方法とかからない方法とか分かれてる。

ひとまず時間のかからない「クイック」を選択。
スキャン自体はものの数秒で完了。

データ救出の対象に「全部」を選んで、実行ボタンを押すと
作業完了までのだいたいの残り時間が計算されます。










えーっと




2189時間ってどんくらいだっけ?





はい、キャンセル。

出て来たアラートを読んでみると
どうやらハードディスクが損壊しているとのこと。

いったん、クローンという方法で複製を作って
出来る限りデータを救出する方法を取りなさいって言ってきた。


今、ここ。
クローン作成中。


何も出来ない。




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