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うたうたい 堺輝

そういうもんです

2012.11.06 08:13

この夏くらいからつい先日まで

師匠の仕事の下請けとして
沼津にお住まいのご隠居のHP作成のお手伝いをしていました。

花園隠居のホームページ



僕の担当は、基本的に
文章ものの校正、編集。

HPの作成やWEBデザインは祖父江氏、
音源の編集と全体の統括は師匠、

というように、各々の役割分担をして
約三ヶ月ほどでHPを立ち上げました。

着手する時には、もちろん楽な作業でないことは想像つきましたが
やらせてもらえる仕事がある、というだけでありがたかったし
なにより必要とされることに意義を感じました。

依頼主であるご隠居との連絡ミスから誤認識を与えてしまったり、
仕事を迅速に終えないとご迷惑をおかけしてしまうこと
色んなことが重なって、心が何度も折れました。

ですが、そのことから多くのことが学べたことは事実です。


好きなことをやって、僕の場合は音楽でご飯を食べていく以上、
音楽だけで収入を得るのは、今のところ現実的に無理。

オリジナルデザインのTシャツだって、そんなに需要があるわけじゃない。


クリエイターっていう、ゼロからすべてをカタチにしていく仕事をする上で
お小遣い稼ぎと割り切る中、いつしか
「クリエイターの仕事ってこんなに辛いんだ」って実感出来たことは言うまでもありません。

それでも、第一線で仕事をしているクリエイターの方々の
クオリティには遠く及ばないところだとは思うのですが、
その一端でも垣間見れたこと、非常に感謝しています。


誰かの希望、依頼にちょっと上乗せして応える。
この「ちょっと上乗せ」の加減が難しい。
それは、所謂「遊び心」がないとダメですよね。

遊び心は余裕がないと生まれないし
それがきっと魅力的な創作物になって生まれてくるんだと思います。

肩肘張って、ウンウン唸っても
いいものなんて出てこない。

ニュートラルな精神状態で
なおかつ集中力を高めて、一つずつカタチにしていく。
笑いながらね。

なにより、今までの自分に欠けていたものだと思います。
こと、集中力に関しては尚更。


祖父江氏も、他の制作の傍ら
毎週沼津に通っては、ギターも弾かずにw
WEB制作。

師匠も師匠で
僕たちの尻を叩きながら音源編集したり
スタジオの通常業務をこなしていました。
多分、Core 2 Quadが入っているんだと思います。

締め切り間近の10月末は特に、関わったスタッフ全員で
各々の闘いを繰り広げていたのではないでしょうか。


ご隠居が師匠のお知り合いということで
破格の制作料でのお見積もり。

途中、予算の再検討が入り
僕の校正した文章などはHP上に掲載されるのは白紙になりましたが
完成したHPを、精通した方などに見てもらうと、
「よくもまぁ、この価格でこのクオリティまでやったね」とよく言われるようです。

その言葉が嬉しいじゃないですか、関わった身としては。
鼻も高いってもんですよ。

守秘義務ってやつがありますから
制作費がいくらかかってるかは勿論公表出来ませんが
他社で制作を請け負った場合の10分の1から5分の1はくだらないと思います。



正直、お金はいいんです。
喜んでくれる顔が見れれば。


そう学んできましたし、
実際、そういう方々と、とても実りのある仕事をさせていただいてきました。

その方が、お互いの気持ちもいいし
また次の仕事を回してくれるという信頼になるじゃないですか。

あそこに頼めば大丈夫、みたいな言葉、
すごくいいじゃないですか。

僕は、今回それ学びましたよ。




しかし、今回の依頼主であるご隠居にとっては
少し現実味のないお見積もりだったようで
なんだかちょっと不穏な空気の様子です。

師匠が取ってきた仕事を僕が下請けしたという立場上、
お金に関して、僕は何も言える立場ではないのですが

先日、予算の談判に再度見えられたそうです。
そこで一応の折り合いはついたらしいのですが、



帰り際、これを置いて行かれたそうです。

























餃子
無料券?























コラ('∀`)~












こんなことに負けずに
皆さん
頑張りましょうね!



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