ノスタルジーには値しない
台風3号の名前が「ヤギ」っていうのが
ツボに入ってます。
こんにちは。
あきらです。
「ヤギ座」から来てるらしいんだけどwww
今や、「太陽の卵」を始め、
マンゴーは宮崎の名産物として
確固たる地位を得たと言っても過言ではないでしょう。
名前が出始めたのは
僕が故郷の宮崎を離れてからだと思うんだけどね。
宮崎にいた頃は
一度も食べた記憶がないですよ。
ま、もちろん高価だし
メロン並の君臨の仕方じゃないですか。
それに
僕自身、そこまで
フルーツ全般に対して
「ひゃっほう♪」な感覚でもないので。
しかし、それ以前に
ノスタルジーを全く感じない。
宮崎にいた頃、
小学生の頃かな。
友達んちに遊びに行く度に
友達のおじちゃんが作ってるミニトマトが
機械の中で大きさ選別されてく様をよく眺めてたんです。
傷がついたものをおじちゃんがよけて、
僕らに食べさせてくれたりして。
それがまた本当に美味しくて。
宮崎のあの、ねっとりとした
暑さの中で、おじちゃんの手から渡されたミニトマトは
そりゃあもうルビーのように綺麗で、
なんでコレが売り物じゃないんだろって悲しくなったもんです。
ばあちゃんちの近くを通れば、
だいたいがカラッカラの畑で作業してたばあちゃんの姿見つけて
寄って行くと、
背中を丸めたばあちゃんの手元には
ネギやらっきょうがあるんですよ。
畑の砂でむせ返るような暑さの中で
あの作物特有の芳香が鼻の奥をついてきて
それと同時にばあちゃんの汗まみれの笑顔があるんですよ。
冬になればいつものジョギングコースの畦道の脇には
大きな櫓にたくさん大根が干してあって
それを横目に
延々と続く道をひたすら走ったんです。
空っ風にさらされる大根と
沈んでいく夕日。
遠くから聴こえる日向灘のゴオオオオという波の音。
規則的な呼吸の音。
そんなこんなで
コレは、僕にとっては
ノスタルジーを感じさせるものではないな。
と思いながら
寝起きに一粒、つまんでみました。
ぅんめぇー。
我がふるさと宮崎万歳!