友が来る
トイレと風呂場の灯りのスイッチを
一日に三回は間違えます。
あきらです。
こんばんは。
多分もう覚えるの無理です。
ある男を紹介します。
このブログにも度々出てくる男です。
ふるやんです。
(本人の承諾なし)
彼とは、同じ高校で三年間を共にしましたが
実質的に交遊関係を持ったのは
同じクラスになった高校三年生の時です。
通称 “特クラ” というなんとも
「終わった感」満載のクラスに
当時、僕は二年から
彼は三年から盛り込まれてしまったのです。
同じクラスの友人達は遥かに学業の成績も優秀で
国公立大学を受験して当たり前的な空気がありました。
その中で僕と彼は
多少肩身の狭い思いをしながらお互いの傷を舐め合っていたのです。
同じクラスになる前から
「ギター持ってる」という情報はお互いに持っていつつも
互いに親睦を深めるタイミングも見つけられないまま
何故か反駁し合っていたのも事実。
それが同じクラスになって
やっと口をきいたかと思いきや意気投合。
かれこれ10年以上の付き合いです。
教卓の前の二席を二人で陣取り、
「灯台下暗し」をいいことに好き勝手やっていました。
見た目はちゃんとしてそうだけど
本当は相当ダメな奴、という意味では
彼と僕はクローンくらいの違いです。
彼はスケルトンの眼鏡を
僕は真緑色の眼鏡をかけていたことから
二人でいると周りが気味悪がっていたことは想像に難くないでしょう。
成績にムラがあり、
得意な科目とそうでない科目に
月とスッポンくらいの違いがあるという点でも類似してます。
彼は上☆大学の哲学科を
論文一本で受験し合格しました。
提出前にその論文を見せてもらった僕は
そのミドリムシを採集して
原稿用紙に並べたかのような文字で書かれた論文では
受かるはずないと思っていたんですけど
奇跡を起こしてしまったのです。
それぞれのバンドで出演した卒業ライブでは
彼はジミーペイジへのリスペクトを自己表現すべく
ヴァイオリンの弓でエピフォンのギターを弾くという芸当をやってのけました。
陶酔する彼以外はドン引きだったとしても
僕は彼のそういうところが大好きです。
卒業後、東京と静岡に分かれてからも
何かと連絡を取り合い
飲みつぶれては吐き
吐いては飲みを繰り返してきました。
引っ越し癖のある彼の住まいを
コンプリートしている数少ない友人の一人と自負しております。
つらつらと書き殴りましたが
彼を誰かに説明するだけで酒が飲めるくらいなので
ここでは書ききれません。
そんな彼が
急遽、ウチに遊びに来るらしいんです。
週末を使ってのんびりやってくるみたいです。
これを彼に手伝ってもらおうと思います。
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