7月31日に本年度の第1四半期決算を発表
7月31日、本年度の第1四半期決算を発表しました。
4~6月の第1四半期では、世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大し、需要減少をはじめ、生産調整を余儀なくされるなど、大きな影響を受けました。
しかし、お客様のオーダーに応える形で、従業員の皆さんには感染予防をお願いしながら、生産を再開することができました。
結果としては、前年同期比で大幅な売上減、利益減となりました。
連結売上高:654億円(前年同期比:-43.4%)
事業利益:△80.4億円(前年同期は、20.4億円の黒字)
親会社の所有者に帰属する四半期利益:△73.8億円(前年同期は、7.9億円の赤字)
このような厳しい状況ではありますが、中国はいち早く持ち直してきていますし、米国、欧州、日本も自動車の生産台数が回復してきています。
また、一般産業用品の高圧ホースなども、中国の政策を契機に、需要が拡大しています。
自動車市場が厳しい状況下でも、社会環境インフラに関係する、一般産業用品は需要が落ち込みにくいため、当社グループ全体での力の見せどころです。
2020年度見通し
第1四半期決算発表に合わせて、本年度の見通しも発表しました。
連結売上高:3,600億円(前期比:-19.1%)
事業利益:△72億円(前期は、113億円の黒字)
親会社の所有者に帰属する当期利益:△151億円(前期は、9億円の黒字)
第1四半期の結果が大きく響き、残念ながら、通期でも赤字という見通しになっています。
しかし、下期だけを見ると、本業の業績を示す「事業利益」で黒字に転換する見込みです。
報道では、当社の想定よりも上振れて回復すると見ている企業もあります。
筋肉質な組織体質への変革の努力を続けていくことにより、見通しよりも増益にすることは可能だと思っています。
従業員の皆さんへ
当社グループが事業運営の基本としている「S.E.C.-Q.(安全・環境・コンプライアンス―品質)」を守ることが大前提です。
その上で萬事入精の精神で、着実に日々の業務に取り組みながら、改善に向けたアイデア出しとコミュニケーションをお願いしたいと思います。
私たちの仕事は、部品を作ることだけではありません。
自動車用品も、一般産業用品も、人々の暮らしに欠かせない製品となって、社会を支えているのです。
社会の期待に応えるべく、みんなで協力して、モノづくりに邁進しましょう。
従業員の皆さん、協力をよろしくお願いします。