時間に関する日本の心
2022.07.14 07:08
「ヨガと日本の心」2022でも話した、日本人の時間に関する考え方です。
自然の中で暮らしてきた私たちは最近まで時間は太陽の動きの日の出や日没を基準にはかっていました。季節によって日照時間が変わる事、地形によって変わる事。
現在では統一された時間の概念は、住む場所の地形で大きく違いがありました。
「ヨガでは時間は変化する概念として捉えています。」
日本人の自然の変化を観察し、時間の流れとして考える捉え方がすんなり入ってきますね。
「今」の瞬間の連続を大切に切り取った自然が変化する言葉は多数存在しており
その情景を共有できる私達に日本人の文化は素晴らしいと改めて思いました。
そして今の言葉は組み合わさる言葉の幅が伸縮するのも面白い。
「今日」「今年」「今世紀」など瞬間的な事だけでないのが、この言葉からも理解できます。
日本人の持つ時間の感覚は、現在があり未来があるとゆう積み重ねの、現在の考え方ではなく。
未来が現在に来るとゆう感覚であったのではないかと、当時活用されていた和時計などから推測され
ます。時間自体が流れるものであり、私達はその流れの中に立っている様な感覚で時間を捉えていた
様に感じます。
当たり前だと感じている事もいろいろな視点から見ると面白いですよね。
ヨガは、自分にあるフィルターのようなものを、少しずつ取り払って行く事でもあります。
歴史を知り、自身のルーツを知る事で、自身にあるフィルターに気付く事が出来るのです。