ニューヨークは今、7月14日(アマゾンの小売改革)
今年の首都ワシントンはホットです。(天候もですがトレンドヒットもです)
先にも触れたアマゾンフレッシュの店舗展開は現在ワシントンとその郊外が強力で、
売り場面積最大のフレッシュ店、小型店、街中型でアマゾンGOとの間を埋めるタイプ、ダッシュカートとウォークアウト型、そしてホールフーズ初のJWO店舗も開店させています。
その多くは現時点ではワシントンと南側の郊外に集まっていますが、北側、東側のメリーランド州側にも伸びています。
ここは街中でも中心街から離れた住宅街ですが、地下に駐車場が付いていて便利です。
Just Walk Out のシステムは、店内に入る時に写真右側のゲートを通る時にアマゾンのアプリでメンバー確認をし支払いカードが登録されている事を把握してその本人の顔認証(+体格認証?)をします。
これで自由に買い物をして、買い物が終わったらもう歩いて出るだけ、これがジャスト・ウォークアウトの買い物の仕方です。
アマゾン会員でない方やそのシステムを使いたくない方は左側の入り口から入り通常の買い物が出来ます。
アマゾンにはもう一つダッシュカート型というウォークアウト型でない店舗もあります。
売り場は低めですが、天井のカメラ見えますか?
そして惣菜とスープ売り場は普通と同じに見えますが、やはり天井です。
小さめの店舗ですが肉売り場はサービスカウンターがあり十分の品揃え、でもここの天井にはカメラは少ない様。
カウンターサービスで購入するものをパッケージしてバーコード付きのラベルを貼り、それをカウンター上にある黒いリーダーで読み込み同時に天井のカメラでどのお客に渡すかを読み込んでいます。
アマゾンアプリで入店した人はその場での支払いが無用で、買い物金額が買い物後に登録時に指定したカードから引き落とされます。
更にここでは「Amazonワン」という手のひら認証も設置されていて、アマゾンのアプリやスマホやカードなど一切無用、手のひらをかざすだけで入店でき支払いまで完了出来るのです。
7月13日に開店したワシントン初のウェグマンズはここから数分北側の同地域で競合する事になります。
アマゾンは通販の本や音楽CDから始まり、日用雑貨品〜生活用品のほぼ全てを通販で配達し、2017年からは生鮮食品も即日配達、現在は2時間配達ですが次々と新しいことをして小売業を変革しています。
アマゾンフレッシュは通常のスーパーと全く同じ感覚で買い物が出来る店舗ですが、ここにも上記のJWOシステムの店舗と、スマートカートのダッシュカートが入った店舗があります。 ワシントンから45分程度の郊外、バージニア州マナサス市には全米最大のアマゾンフレッシュが開店しました。
ここもJWOなので天井からのカメラを見てください。(数え切れません)
入り口にはゲートがあり、アプリのQRコードを読むスキャナーと共に黒い長い部分の先に黒い丸が付いています。 これはアマゾンワンの手のひらリーダーです。
店内は約4200平米と、通常のスーパーの平均的なサイズがあり扱い商品もナショナルブランドとPB商品に加えホールフーズの365商品も扱われます。
アマゾンの計画では、5年後にアマゾン系の実店舗(ホールフーズ含む)数を2000店舗にしたい計画です。
その為にはこの手間と時間が掛かるカメラ付きJWOではなく、もっと簡単なダッシュカート式を作る可能性があると考えます。
実際にそのダッシュカートの最新版が発表され、ホールフーズの既存店で使用すると書かれています。
また、お聞き及びと思いますが、アマゾンは大きな投資を躊躇なく行いますが、無駄なところに金を掛けません。
このマナサス店も同様ですが、郊外型モール内の閉店した大型小売業(トイザらス、家電チェーン、シアーズ等の百貨店など)が倒産閉店した後に居抜きで(おそらく格安で)移転してきます。 最新ハイテク設備のマナサス店でも、この床を見ると既存の使える床をそのまま使用している事がわかります。
しかし駐車場にはお客用に無料でエVに充電が出来るチャージャーが2台設置されています。
こういう見どころやお金の使い所が非常に興味深いと思います。
ワシントンの最新小売業は全米の消費者が選ぶ人気度ベストのトップ10位中の多くの店舗があります。
それらも下城NYニュースの7月号に掲載予定です。
ニューヨークで初のアマゾンフレッシュも間もなく開店で、ニューヨーク周辺の最新小売業、及び東海岸で上記を全部視察出来る視察アレンジをお引き受けしています。
今は視察に来られないという方には、オンラインセミナーやオンライン情報交換会も行っています。
チャーリー下城
By Charlie Chikao Shimojo @NPPA
Shimojo NY News Co., Ltd.
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