「宇田川源流」【現代陰謀説】【安倍元首相逝去特集】 安倍元首相を暗殺した真の犯人はだれか?
「宇田川源流」【現代陰謀説】【安倍元首相逝去特集】 安倍元首相を暗殺した真の犯人はだれか?
毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。今週は「安倍元首相逝去特集」として安倍晋三元首相の暗殺事件についてずっと話をしている。もちろんそれ以外にも様々な取り上げなければならないトピックがあり、例えばイギリスのジョンソン首相の辞任や、スリランカの国家破産と国民の暴動、ローマの大火事当然に中国と台湾の関係やウクライナ情勢も気になるところである。そのような中で今週はあえて安倍元首相の暗殺事件に関して一週間行ってきたのであるが、このような事件に関しても様々な内容を見てゆかなければならない。日本にとっては大きな内容であるというだけでなく、世界にとって大きな影響を及ぼすことは間違いがないであろう。その意味で、この事件の背景などを考えるとともに、「安倍元首相のなきあとどのように変化するのか」ということを考えてゆかなければならない。
さて、安倍元首相の暗殺事件を見ている中で、「全貌解明」「防ぐことはできなかったのか」「安倍後の世界」の三つを注目すべきということを書いてきたが、その中で、今週は結局防ぐことはできなかったのかということを中心に論を進めることになった。実際にじゃ「全貌解明」を中心に行うべきであるが、何しろ「安倍首相を守ることのできなかった奈良県警が捜査本部を置いている」ということから、どうしても、その捜査は「自分たちの警備に不備はなかった」というような形になりかねない状況があり、その内容を信じることができるのかということが大きな課題になる。そのうえで、操作はかなりゆっくりと進むことになるのであり、その内容を待っての話が待てるのかということになるのである。
主に「旧統一教会」の事ばかり言われているし、またその方向になんとなく誘導されているが本当にそれでよいのであろうか。そもそも山上徹也容疑者というのは、事件直前何をし、どのようにして生活を那智立たせていたのであろうか。その友人などはいないのであろうか。
そのようなことを明らかにしてゆけば、何か違う話が見えてくるのではないか。
安倍元首相銃撃の山上容疑者の背後に2つの〝反アベ団体〟か 捜査当局が重大関心
安倍晋三元首相(享年67)が今月8日、奈良市で行っていた参院選の街頭演説中に銃撃され、死亡した事件で、元海上自衛隊員の無職山上徹也容疑者(41)は、より殺傷能力の高い銃を選んだという趣旨の供述をしていることが12日、わかった。そうしたなか山上容疑者は複数の過激な“反アベ”の団体に所属していたとの情報が浮上した――。
山上容疑者は奈良県警の調べに対し、「事件前日に安倍氏が演説した岡山市の会場に持って行った銃とは別の銃を当日は使った」と説明しているという。
安倍氏を銃撃した8日には、一度に複数の弾丸が出る、散弾銃のような手製の銃を使った。一般的に散弾銃は、近距離での命中率が高いとされる。7日に岡山に携行したのはこうした銃ではなかったが、8日になってより殺傷能力の高い手製の銃を選んだことになる。県警はその経緯を調べている。強い殺意をうかがわせる山上容疑者だが、安倍氏を狙うようになったきっかけは母の破産とされる。
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は11日の会見で、山上容疑者の母が1998年ごろに入信、2002年ごろに経済破綻したことを今回の事件後に把握したと説明している。
「主文 破産者を免責する」
官報によると、奈良地裁が、山上容疑者の母の自己破産が確定したとしたのは、02年12月10日だった。
山上容疑者は当時、海上自衛官だった。母はかねて自宅を売却するなどカネの工面に四苦八苦していたが、苦労して手に入れたカネを旧統一教会に、巨額の献金としてつぎ込んでいたとされる。
山上容疑者にとっては忘れられないことなのだろうが、20年もたってから旧統一教会との関係を理由に安倍氏を銃撃するとは何とも理解に苦しむ。山上容疑者は海上自衛隊に在籍(02~05年)後、20年秋から大阪府の人材派遣会社に在籍したが、実は05年から20年までの15年間、大阪府内で職を転々としていたことしか分かっておらず、捜査当局はこの期間の動向にも関心を持っている。
そんな中で浮上したのが、山上容疑者は“反アベ”の団体に所属していたとの情報だ。
「山上容疑者はリベラル色が強い“反アベ”団体に所属していたのではないかと言われています。安倍氏の長期政権の“独善的”な姿勢を嫌う団体。会員は数千人規模です」とはテレビ局関係者。この団体は安倍氏だけでなく、父の故安倍晋太郎元外相、祖父の故岸信介元首相の安倍ファミリーをも敵視する。特に団体幹部は、SNS上で安倍氏を攻撃していた。
山上容疑者は奈良県警の調べに、動機について「安倍氏の政治信条に対する恨みではない」と供述。同関係者は「その団体の中で積極的に活動していたというより、団体の活動を“支持”していたのではと言われている」と話す。この件について団体幹部に「山上容疑者は団体会員か」と問い合わせたが、折り返しはなかった。
それだけではない。捜査当局はもう一つの過激な団体にも注目している。事情に詳しい関係者の証言。
「団体の実名は明かせませんが、かなり好戦的な思想で、やはり反安倍。しかもこの団体の背景がかなり不気味で、闇に包まれている。山上容疑者が洗脳された可能性がないか重要調査対象となっています」
実際、山上容疑者は取り調べで「安倍氏が旧統一教会とつながりがあると思い込んで犯行に及んだ」という趣旨の供述をしているという。この「思い込んだ」と発言している点がポイントで、当局は山上容疑者が何者かに知らず知らずのうちに“洗脳”された線も探っている。
ここで思い出されるのは1963年11月22日、遊説先のテキサス州ダラスで起きた第35代米国大統領ケネディ暗殺事件だ。単独実行犯とされたオズワルドも逮捕直後にジャック・ルビーによって射殺された。死の直前にオズワルドが「I’m just a patsy(ハメられた)!」と残した言葉から、何者かがオズワルドを“洗脳”したとの見方は根強い。山上容疑者が“洗脳”されていたとするのは現時点では臆測の域を出ないが、もし自分の人生が誰かが描いたシナリオ通りに歩まされていたとしたら…。事件は異様な展開を見せている。
2022年07月13日 東スポWeb
https://www.tokyo-sports.co.jp/social/4317941/
なぜ「安倍晋三」を暗殺したのかということを考えてみなければならない。基本的にこれらを陰謀の中にあると考えた場合、「最も少ない力(実行)で最大の効果を得る」ということが重要になる。さてそのように考えてみれば、現在の保守言論人は、様々な小さなグループがあり、その小さなグループがいがみ合っているというような状況になっているのではないか。その保守言論人の多くが「安倍晋三」を中心に治まっていたが、ざんねんながら、徐々にその力が治まりが付かなくなってきている。その証拠が今回の参議院議員選挙における保守系政党の分裂を見れば、明らかであろう。自民党がしっかりと保守層をつかんでいれば、このような分裂にはならなかったであろう。
当然に、保守層と弱体化させよう、もっといえば、日本を変えて壊してしまおうと思う勢力は、まずば外から攻撃しようとするのではなく、内側から分裂ささて、弱体化させ、壊してしまうことを考えるであろう。既に何度か招介しているように、大きな敵は、まともに戦うのではなく、調略して、内部崩壊をさせてから残敵を掃討する方が楽である。その意味では「お山の大将」が多い保守層は、それをまとめる「頭」が無くなればお互いにつぶし合いを始める。そこが狙いであるということになるのである。
さて、一部の陰謀論では、何だかわからない「影の政府(ディープステート)」なる者があって、そこが動いたというようなことを言っているが、このような実体のないことを言っているから日本の陰謀論は「オカルト」の分類されてしまうのであり、「なぜこの人が狙われたのか」という理由から、すべてを必然と考えて、その内容を見てゆかなければならないのであるが、そのようなことが全くできない人々が少なくないことが問題である。
僧ではなくても統一教会とそこに破産させられた家族という「矮小化された理由」ですべてを片付けようとしてるところに、非常に大きな危険を感じる。実際に「陰謀説」ということを言うのであれば、事件そのものよりも、事件後の報道や事件後の警察の捜査を上げた方が正しい対応なのかもしれないと思うところが少なくない。
このように考えて、今回の安倍晋三元首相の暗殺事件を見ていると、「発生」だけではなく、その後の報道体制や捜査体制までもすべて「何かに仕組まれた」というようなことも言われるし、一方で奈良県警の捜査体制などは「警察が警備をできなかったことの組織防衛」で動くということから、このようになることを見越して、山上徹也という人物に証言をさせているのではないかというような感覚があるのではないか。
そのようなことまですべて見ながら、この事件の全貌解明をしてゆかなければらない。事件はまだ終わっていないのである。