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いわぶち動物病院

フィラリア予防薬、投薬の遅れに関して

2022.07.15 04:16

以前、どこで情報を知ったのか、通常フィラリアのお薬は一月に一回与えるのが普通ですが、15日くらい遅れても大丈夫と聞いた、という方がいらっしゃいました。


こちらとしてはそんな情報は聞いたことも無かったため、寄生虫学の専門の先生に尋ねてみたところ、10日くらいなら大丈夫かもしれない、とのことでした。


これに関しては、動物愛護の観点からすると、よろしくないことなのかもしれませんが、強制的に血液の中にフィラリアの幼虫を感染させて調べたことだそうで、かなり信憑性があることだと言えます。


それでも、あくまで、かもしれない、程度なため、フィラリア予防薬の投薬時期はできる限り守ったほうが良いかと思います。


たった数日、投薬を忘れて、体内のフィラリアが成虫になってしまい、心不全にさせてしまうのは、非常に残念です。



ちなみに、毎年フィラリアの検査をしている傾向から、この近くの地域では、横戸町や内山町、大日町は特にフィラリアが横行しているようなので、その近くにあるこのこてはし台も、その辺りの蚊が飛んできて感染させられる、というのは十分考えられる状況です。


患者さんたちの中には、今まで感染しなかったから、大丈夫。と言い切る方もいらっしゃいますが、それはあくまで周りの皆さんがしっかりとフィラリア駆除をしているのと、偶然感染の多い地域から飛んできた蚊に刺されてないだけで、たった一度の投薬を忘れただけで、フィラリアに感染してしまったトイ・プードルもいますので、あくまで運が良かっただけと言えます。


フィラリアはしっかりと行いましょう。