多摩障害者スポーツセンター視察報告です
火曜日は奥澤さんと多摩障害者スポーツセンターへ。
これから改修工事に入り、その間プール以外の機能を武蔵野スポーツプラザに移管することになりますが、実際に多摩障害者スポーツセンターは利用者にどのようにして愛されているのか、体育館や運動施設としてだけでなく、集会場や宿泊施設の利用も非常に多いということから、武蔵野に移っている間もそのようなコミュニティ活動の場を周辺に用意していただく必要があると感じました。
第一回定例会の文教委員会で改修工事については審議することとなりますが、その間のスポーツセンター運営についても質問させていただけるならば、ぜひこの点について伺っていきたいと思います。
プール横にある男女更衣室と異性のご家族の方が介助してお着替えすることができる家族更衣室は使いやすいように、間取りを変更してプールに進みやすくされるということです。いくつか他にも間取りの変更がありますが、地下のサイレントテニス室が視覚障害者の方のアクセス向上のため一階に変更されたり、宿泊棟の大部屋が小部屋に変更されたりという施設の中でもより利便性や公益性が高められるという観点から練られたものであることがわかりました。
障害者の方達がスポーツを楽しんでいくことにかけて、この多摩障害者スポーツセンターは市町村への人材育成講習やスポーツ普及イベントなどの数多くの事業も行っています。多摩に唯一の障害者スポーツの拠点としてなくてはならない場所ですが、同時に、ここの特色である相談機能を市町村にも持って行っていただくことができれば、さらに障害者の方のスポーツ振興は進めることができるのではないかと思いました。
相談機能はジムなどでいう、最初の体験利用などの時のメニュー作りや機器の利用方法案内、スポーツ指導のことを言います。多摩障害者スポーツセンターではさらに、お一人できた方の対戦の相手もしてくださるということです。
今、例えば他の市町村で改修工事中にプールを使わせていただけるようお願いをして、了解を得ているところだということですが、その体育施設に障害者スポーツ相談員がいたら、今は多摩障害者スポーツセンターにしかない相談機能が地域の体育施設にも持てるということになります。
東京都の施設は非常に数多くあり、この運営管理維持費だけでも今後右肩上がりに上がっていくと試算されています。東京都の直轄の大きな施設をステーションとして、できるだけ市町村にできることはその機能を共有していくというのがこれからの施設運営の在り方であると私は考えています。
文教委員として、都民の方達の生活の豊かさを増して行けるように、若者人口が減り生産世代の割合が減っていくこれからの東京都の暮らしのあり方を様々に議論していきたいと思います。
今週他にも伺った視察がありますが、長くなるのでここで一旦切りますね。それでは。