姉妹の想い

先日、リフォームコンパス東京表参道店にＮ様が姉妹でお越しくださいました。

元々暮らしの診断シートからお問合せをいただいていたのですが、

相談にお越しくださったので、あらためてご計画やお考えについてお伺いをしてみました。

Ｎ様はお二人とも東京にお住まいで、

お一人が元々お父様の実家だったところを以前に建て替えたお家で暮らしていらっしゃる様でした。

ご計画自体はその建物ということなのですが、

余裕のある敷地内に増築をして、そこに現在静岡でお住まいのお父様と

一緒に暮らすことを想定したリフォーム、というお話でした。

実はお母様が先月に他界されたばかりで、

遠く離れて一人で生活されているお父様のことを想い、

姉妹で相談されていらっしゃったのです。

ただ増築をするためには、リフォームの場合でも越えなければならないハードルがあります。

特に重要なのは、建築基準法上問題がない形で進めなければならないという前提で、

増築する当該箇所以外の既存部分についても行政側にチェックをされる恐れがあり、

築年数のある程度経った建物には難しい要件も出てくる可能性があるという点でした。

またお話をお伺いする中では、そもそもお父様が東京のお家に戻られることを了承し、

ご納得いただく形でなければ、ご計画を進めるのは難しいだろう、というところが感じられました。

本来は、事前に計画内容や費用的なところのプランをしっかりと用意し、

それを前提にお父様を説得したい、というお二人の想いがそこにはあったのですが、

提案するリフォーム会社側にとっても、お父様のご意志が明確でなければ、

提案プランを作ること自体も難しくなってしまいます。

Ｎ様にはリフォーム業界の全体的なお話をさせていただきながら、

まずはお父様のご意志を確認し、ご家族で揃って前向きに計画を進めていただくことが

ベストであることをお伝えさせていただきました。

Ｎ様もこれまでに相談する先が無かったようで、とても納得された様子で、

色々とお話が聞けて良かったです、と喜んでいただくことができました。

まだご計画はどういった形になるかわかりませんが、

Ｎ様ご家族皆様が安心できる暮らし方をしていただければと思いました。

Ｎ様、またリフォームについて具体的な計画をされる際には、

ぜひお気軽にご連絡くださいませ。

ご来店、ありがとうございました。

Kousuke Kitamura