何だべ? ミヤマハンショウヅル
2023.07.29 05:16
(2022/6/23 秋田駒ケ岳)
深山半鐘蔓(みやまはんしょうづる)
キンポウゲ科センニンソウ属/落葉蔓性植物
下向きに俯く花の姿形を、かつて(今でも各地に残る)火事や災害の危険を報せる為に、火の見櫓の上に吊るされていた"半鐘"にたとえて、蔓性植物なので「半鐘蔓(はんしょうづる)」。
さらに、その高山〜亜高山に生えるタイプなので"深山"を頭につけて、『深山半鐘蔓(みやまはんしょうづる)』となった。
北海道から中部地方にかけての低山〜亜高山〜高山帯の草地に生え、花期は初夏から夏にかけて。
濃い紫色の、産毛が生え皺がかってゴワゴワした感じの花弁なのも特徴的。
登山を始めて間もない時分、岩木山の登山道でだったか、最初に見つけた時には咲いている花には見えず、ただ「何だべ?」と思ったのを覚えている。
(2020/7/5 岩木山)
ミヤマハンショウヅルは、花弁が先端が尖りや末広がりな開き方等からは、正直、その名前ほど花の形は半鐘っぽさは感じないが、ハンショウヅルの花の方は写真で見ると(温帯の植物だそうなので、当方の生活圏で実物を見かけることはない)、半鐘然としている。
※果実がチングルマの綿毛のようだと言うので、後日、観察・撮影することが出来たら掲載予定。↓
(2023/7/23 岩手山)
ホントにチングルマの綿毛のようだったが、観察・撮影できたところは、偶然、同じような綿毛状の種を作るクサボタンも生えていたので間違えるところだった。
花言葉:感謝