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蕎麦の箸使いの流儀

2022.07.16 14:00

蕎麦喰いはせいろが目の前に来たならどうする


一つまみごとになっている蕎麦とすの間の水分でのびないようついくるりと蕎麦を返してしまう

そして一気に食らう

しまいにざるやすに残る一本一本を

割り箸を立ててひょいとつまむ

たててしっかり掴むには先が四角い割り箸がいい


そういや蕎麦食いの父親と つい同じ箸づかいで摘んでいる


親父さんは毎日昼飯は必ずもり2枚

いまいちだと蕎麦屋ハシゴしてまたもり2枚

実に美味そうに

子供の頃

親父さんと出かけると決まって蕎麦屋なものだから不満だった

ささやかな抵抗にカレー南蛮頼んだりして

母とのクリームソーダのソーダでアイスの下がシャリシャリしてくるのを長いスプーンでこそげながらちびちび

蕎麦と対局の食のノスタルジーはクリームソーダ


蛙の子は蛙


気づけば初めての街の昼にはうまそうな暖簾の蕎麦屋を探してる


初めての名古屋ではつゆが甘くて続かなかった

その地で好みがあるもので是非はない

関西は別物で熱いつゆがいい


それでもうまさには箸は重要で

そのうまさが決まる


せいろには やはり 割り箸がちょうしがいい