HAWK-III CB400N / HAWK CB250N 1979

ＨＡＷＫ-III CB400N 1979

　ホーク・やウイングＧＬ400など、前年からのニューモデルラッシュで、その存在感に

もかげりが見えていたHAWK-III だが、'79年にはカラーリングを変更。他メーカーからも

続々と魅力的なモデルが登場する中にあってのこのマイナーチェンジは、やや物足りない

内容のものだった。とはいえ、HAWK-III ほどトータルバランスがとれた扱いやすいモデル

は少なく、違いのわかるアダルトライダーには根強く愛され続けた。主要諸元は、前年モデルと変更なし。

HAWK-III CB400N 1978

　フロントにダブルディスク、更に、6速ミッションを採用して生まれ変わったホ−ク。最高出力値は変わらず、中速域の出力特性の向上が図られている。フロントに装備されたディスクは 240φの小径ダブル。効き味は硬めで、確実な制動力とコントロ−ル性を持っている。フラットに近いハンドルと後退したステップで、やや前傾の姿勢を強いられる。シ−トポジションは高めで750cc クラス。サスは硬め、ホ−クIIとは異なるセッティングが与えられている。ハンドリングの設定にもスポ−ツ性が復活。0 →400m加速13秒08。

HAWK-III ＣＢ400N 1978y.08

エンジン：空冷 4サイクル・SOHC3バルブ 2気筒 排気量：395cc ボア＆ストローク：70.5×50.6mm 圧縮比：9.3 最高出力：40ps／9,500rpm 最大トルク：3.20kg-m／8,000rpm 点火方式：CDI 始動方式：セル、キック クラッチ：湿多 ミッション： 6速（1:2.733 2:1.947 3:1.545 4:1.280 5:1.074 6:0.931）全長：2,115 全幅：740 全高：1,105 軸距：1,395 地上高：165mm 車両重量：184kg タンク容量：14.0L タイヤ：Ｆ・3.60−19 Ｒ・4.10-18 燃費：36km／L 価格：34万 9千円

HAWK CB250N 1979

CB400N(1978y)“ホ−クII”と共通のパ−ツで構成されたニュ−・ホ−ク。フロントの小径ダブル・ディスク、6 速ミッションを新たに装備され、スポ−ツ性に磨きがかかった。コムスタ−・ホイ−ルはCB400Nのアルミに対しスチ−ル製。エッジを外向きにした“ウラコム”と呼ばれたもので、ブラックペイントを施している。カワサキのZ250FTやライバル・モデルがこぞって専用設計が与えられているだけに、走りに鈍重なイメ−ジを受ける。が、実際の走りには何の遜色も無い。400 クラスの重厚なスタイルで人気回復。