タイBLドラマ「2gether The Series」（2020年）U-NEXT 超おすすめ！キャストとあらすじ
おすすめ度：★★★★★ タイBLの沼にハマってしまうドラマ！
U-NEXTでブライト＆ウィン出演の大人気タイBL「2gether」（2020年）をみました！
言わずと知れた昨今のタイBLブームの火付け役となったドラマ。タイはもとより、日本国内のメディアでも頻繁に取り上げられている超人気作。いつの間にかタイBLの沼にハマってしまうやっかいなドラマです！！
タイからYouTubeで全世界に配信され、Twitter世界トレンド1位を獲得、シリーズ累計で全世界の総視聴回数が8億回を超える大きな反響があった作品なのだそうです。ウィーラチット・トーンジラー監督作品。
最初は「恋人のふり」から
ストーリーは、大学に入学したタインが、同級生の男子学生グリーンのアプローチから逃れるために、軽音部の超イケメン・サラワットに「偽の彼氏」になってほしいと頼むところからスタートします。
タインはカワイイ女の子に囲まれた学生生活を妄想していたのですが、実際に追いかけられているのは男。一方のサラワットは学内にファンがたくさん。いつも女の子たちに囲まれています。
サラワットは最初「関わりたくない」と言って、タインの頼みを聞くつもりなし。サラワットに「恋人のふり」をすると約束させるため、タインがロッカーにサラワットを閉じ込めて脅すシーンなんかもありました。
最終的には軽音部の入部テストに「受かったら助けてやる」との条件をサラワットに課し、ギターの演奏で入部テストに合格したことで、サラワットはタインの恋人のふりをすることを承諾します。そこから2人のBLドラマがはじまります！
超人気ブライト＆ウィン
政治学部のクールなイケメン学生・サラワット役をブライトことワチラウィット・チワアリー、恋愛がうまくいかない法学部生タイン役をウィンことメータウィン・パッイアムカジョーンが演じています。
このドラマ以降、「ブライト＆ウィン」という言葉がセットで聞かれるほど、主演のブライトとウィンは、「2gether The Series」に出演して一気に国民的スターに。とにかく超爽やかイケメンで、ふたりを見ているとつられて白いシャツが着たくなってきます。
タインが恐れる同級生グリーン役にコラウィット・ブーンスィ。ほかにもタイのイケメンが多数出てきます。
罠にかかって
このドラマで外せないのが、マックス・ジェンマナ（Max Jenmana）が歌う 2gether The Series のオープニングの主題歌「罠にかかって / Stuck On You / Tit Gub」！ドラマのストーリー展開に驚くほどシンクロしています。すごくよくて、何度も聴いてしまいます。
罠に堕ちたんだ、知らないうちに君に堕ちていく
完全に恋に落ちたよ、どうしてくれる？
ごめんね、君を困らせていても、君のそばにいたい
愛させて。君のことが忘れられないんだ
ーー「罠にかかって」／マックス・ジェンマナ
「そんなに好きじゃなくてもいい。ただ心を開いてほしいんだ」とサラワットがタインに言うシーンがあります。もとはサラワットがメンバーに入っている軽音部の新バンド「Ctrl S」のプロモーションビデオ（PV）のなかのセリフですが、この言葉がなんとも深い！「罠にかかって」のメッセージにも通じるところがあるような気がします。
一方のエンディングでは、ギターが上手でバンド活動も行なっているサラワット（ブライト）自身が歌っているテーマソングが流れています。
サラワットがタインのリクエストで度々歌うScrubbの「Everything」という歌も歌詞がよくて必聴です。というか、サラワットのギターの弾き語りシーン多し。
サラワットエキスポ（EXPO）
劇中、サラワットの「ツンデレ」で少しズレたキャラクターも秀逸！サラワットは政治学専攻の「カタブツ」でギターとサッカーに夢中、大学に入るまでSNSもやったことがなかったようなマジメな性格ですが、タインの「恋人のふり」をきっかけに、サラワットの隠れた魅力が一気に開花していきます。
そのひとつがサラワットエキスポ（EXPO）… ！しかし、「恋人のふり」は本当は…深いワケがあったんですね。
アジアTVドラマ『2gether』
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タインとサラワットのほかにも、サイドでいくつかのBLが同時進行していきます。そのひとつが、サラワットの高校生の弟プーコンと建築学部のミル先輩（まゆげが太い！）。プーコン役をタナットサラン・サムトンライ（Thanatsaran Samthonglai）が演じています。ちなみに「プーコン」は警部補という意味なんだとか。
大学のオープンキャンパス（と入学試験？）で出会うのですが、その後もデッサンのチューターをしたり、一緒にサッカーをしたり。ミル先輩の本命はタインなので、ずっとプーコンの片思いが続きますが、やはり人は追いかけられると堕ちてしまうのか？
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タイらしい「瞑想」合宿
もう一組がサラワットの友達マンと、瞑想合宿に現れる謎の青年タイプ。マン役をチンラット・シリポンチャワリット（Chinnarat Siriphongchawalit）が演じています。
マンは、タイプがそもそも自分のことを知らないし、突然タイプの目の前に現れて受け入れてもらえなかったらどうしよう、と不安な気持ちを抱え、SNSで女の子に「なりすまし」をします。が、これはダメですね…相手には迷惑以外の何者でもない…。しかし、切ない恋心とはそんなものかもしれません。
そして、その一途なマンを、タイプも最後にはなくてはならない存在に…。
サラワットのユニフォームは「驚きの白さ」
ドラマ、特にコメディやラブコメの場合、脚本家の描くジョーク（ユーモア）が外国人の目で見て理解できるか、おもしろいと感じるか、あるいは、英語字幕か日本語字幕に翻訳された時にそれをみて１秒か２秒でそれを感じ取り、クスッと笑えるかどうかが大事なポイントだと個人的には思うのですが、2getherはそこを見事にクリアしていると思います。
恋のお相手が男女入り混じるので、ドラマの伏線が複雑になるのもBLのいいところ。男女問わず、好きになった人がたまたま男だった。そういうことです。人をすきになることの本質のような気がして、泰流ラブコメBLっていいな！と感じさせてくれる作品です。
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泰流ドラマのクオリティの高さに注目！
「恋人のふり」から始まった2人に芽生える複雑な感情がこのドラマの見どころ。恋の駆け引きに世界中が「胸キュン」していると評判です。
BLだって同じラブコメなんだから、「胸キュン」という表現がなんだかわざとらしい気もしますが、そこはとりあえず置いといて…。観終わった後の清々しさがとてもいいドラマです。
最終回が近づくにつれて、シリーズが終わってしまうのが寂しくなり、早く続きを観たいのに、終わってしまわないようにゆっくり観たい、そんな沼にハマってしまうドラマです。
日本でもこの作品を機にブライト＆ウィン、タイBL、そしてタイのエンタメのクオリテぃの高さに注目が集まっていて、泰流ドラマが一気に身近になりました。日本でもブライト＆ウィンのメディアインタビューなど露出が増えています。
2gether のドラマの解説本や写真集、タインとサラワットのセリフを通して楽しくタイ語を学ぶ本なども日本国内で売られています。少し前まではタイのエンタメや俳優が日本でも注目されるなんて、想像できませんでした。
シリーズは全13話ですので、週末に一気見するにはもってこいの長さです。テンポがよいので、1話も意外と短く感じます。
あまりの人気に、第２シーズン「Still 2gether」や映画版「Together the Movie」も制作されています。というわけで、「2gether The Series」とてもおすすめです！