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南海トラフ地震、恐いくらいリアルなシミュレーション

2018.01.27 12:07

今日は10:00-15:30で災害訓練を受けました。こんなにリアルな研修は生まれて初めてです。


笠岡、井原、矢掛の社会福祉協議会、地区の代表、笠岡高校の生徒さんなど、総勢120名が集まり、南海トラフ地震が起きた際はどのように被災者のニーズを聞き出し、そしてどのようにボランティアを受け入れる組織を作るかという予行演習。


 この演習の目的としては、まずは地元の人がしっかり状況把握して情報共有する必要性があるので、社会福祉協議会のスタッフさんを中心とした組織を作りその場でオペレーションを皆で考えて運営するというもの。


まずは想定される被害状況。地震発生から一週間経過している設定。

四国沖でマグニチュード8.6の地震。井笠地域は最大震度6.3、余震が続く状況。数値的な被害状況も載せられていました。

個人的な意見として、人的被害に関してはこんなもんじゃ済まないと思いましたが、避難経路の確立や、防災訓練などで、現実となったときの死者、行方不明者ゼロを目指さなければなりませんね。

ライフラインの復旧状況や物資の状況など。恐らく水道の復旧が追いついていない場所は笠岡諸島の海底水道管ではないでしょうか。


そんなこんなで、物資の配給や避難所運営でてんやわんやな状況の中ボランティアが一気に集結し、また動ける被災者も助けを求めて、出来たばかりのボランティアセンターに集結します。


地区社協のスタッフ、地元の登録ボランティアの人が急遽集まりボランティアセンター運営が始まりました。


ちなみに組織では、

●ボランティア受付

●物資の運搬

●ニーズ聞き取り

●マッチング(被災者のニーズとそれに合った条件のボランティアを結ぶ役割)

●総務

●救護

といった役割分担が最初から設けられていました。この役割分担は最低限必要ですね。センター運営は、44名、うち社協スタッフ21名、登録ボランティア23名。


ここに、被災者役10名、ボランティア役50名が一気にセンターに押し寄せます。


ちなみにボランティア役、被災者役は、役柄が設定されたカードを配られ、センターになんの案内もなく送り込まれます。


これがボランティアセンター。既に人が多い。僕は当事者意識を高めるために「被災者役」になりました。

下の写真が僕の台本。

ランダムに引いたカードにしては出来すぎている。完全に六島で想定されるパターンを引きました。

さて、ボランティアセンターに助けを求めに行きます。

センターのスタッフは、真剣な顔で走り回ってます

混沌としている。おまけに寒くて、屋根が声を反響させ、声が通らない。開始早々パニックになり、訓練は一時中断。一呼吸置いて再会。皆本気で訓練に望まれておりました。

「体調の悪い方おられませんか!!」

「ボランティアはこちらで受け付けます!!」

大きな声が飛び交いました。リアルでした。


僕は六島に物資運搬役のボランティアを確保するために、被災者の受付を済ませます。10分くらい待ったところで依頼内容の書類を書き、再び待ちます。


僕の依頼は「物資運搬業務を泊まり込みでしてくれる人」の確保です。依頼内容を提出して待ちました。待つこと20分、寒い、いつ来るかわからない連絡。混沌とした状況の中で、少しずつストレスがたまっていきます。


しかし、当たりを見渡すと、字を書いた画用紙を持ち大きな声で呼びかける女性が目にとまりました。

「泊まり込みで片付け、六島で日数未定」

依頼内容から少しずれてましたが、わかりやすく文字に起こして呼びかけをしていました。それも一生懸命に、、。


本気で何とかしようと動いてくれている人が見えないところでこんなにいるんやなと思うとこみ上げる物があり、ストレスを感じていた自分が恥ずかしくなります。


僕の依頼であるボランティアの確保に当たり、関わってくれた人は全ての部署を含めて8名。皆さん一生懸命でした。


この奉仕の精神を無駄にしたくない。そのためにはやはりスムーズな運営をしていかにストレス等の負の感情を発生させないかです。

ボランティアを募集する被災者として、

〇「依頼内容の明確化」

〇「受け入れ地域が、島に来るボランティアに食べ物や活動拠点をどれだけ提供できるかを把握しておく」

〇「冷静に相手の立場に立った姿勢を保つ」


この3つが必要であると振り返ります。しかし、自分の家族が家の下敷きになったり、自分や地元の人が大きな怪我を負っていた場合、冷静になるのは無理です。それでも一秒でも状況をよくするためには普段から何を伝えるべきかを想定しておく必要があります。


実際はこれよりももっともっと大変な状況になると思います。


この災害は近い将来確実に起こるでしょうから、僕たちは相当高く意識を持っておかないと大変なことになるという現実を見た一日となりました。


このような訓練がもっと高い頻度で行われ欲しいです。地元はまず地元主体で守る!

今日のことは島に帰って全員で共有します。良い経験をさせて下さった関係機関の皆様に感謝いたします。