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マヤ

『拗ねた兎②』(続•臣隆妄想劇場115)ショートバージョン

2018.01.28 03:05

健二郎「よっ!臣ちゃん、この間はありがとな」





一通りのプログラムをこなし、ジムの両サイドにある長椅子で寝転がっている臣に、健二郎が声を掛けた。





臣「健ちゃん…」





健二郎「ちょっと座らせてな」





臣の足元のスペースに座り、健二郎はトレーニングシューズからジョーダンの靴に履き替えている。





臣「それ、履いてくれてんだ」





健二郎「ちゃうで!こっちは俺が元々持ってた方や。ほら、この辺だいぶん擦り切れとるやろ?」





健二郎「ヘビロテで履き倒して、潰したろって思てな」





臣「ごめんね…全く同じ物プレゼントして」





健二郎「なに言うてんねん、隆二の言うた通り、俺にとっては消耗品や。

あいつ上手いこと言うなって感心してんねんで」





『隆二』と名前が出た所で、臣の表情が曇った。





健二郎に悟られないように、スポーツタオルを顔に掛ける。





健二郎「あいつまたLAやてな」





ビクッと臣が反応した。





続く