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【4】2018.1.13〜10泊12日イタリア&ウィーンの旅

2018.01.27 19:04

ウィーン2日目は、前日ディナーを食べて演奏会を楽しんだシェーンブルン宮殿内部の見学に行きました!


宿泊した「アパートメント アルファ2」というホテルは、ホテルというよりまさにアパート。キッチン付きの快適でオシャレなお部屋にいると、旅をしているというより住んでいるような感覚に捉われます。

地下鉄(U1、U4)schwedenplatz駅から徒歩5分ほどの距離にあり、この駅から主要観光地のシュテファン大聖堂や王宮、オペラ座やシェーンブルン宮殿までは乗換なしで行くことができるため、アクセスの良さも魅力的でした。

目的のシェーンブルン宮殿までは路線U4で7駅ほど、hutteldorf方面行きに乗車してshonbrunn駅で下車後、徒歩5分ほどです。


シェーンブルン宮殿は、長きにわたってウィーンを支配していたハプスブルク家の夏の離宮として、同家がもっとも栄華を誇った18世紀半ば、女帝マリア・テレジア(マリー・アントワネットのお母様)の時代に完成しました。


歴代のハプスブルク家に利用され、実質的な最後の当主であり神聖ローマ帝国皇帝を経てオーストリア皇帝となったフランツ・ヨーゼフの執政中、1815年にウィーン会議に利用されました。


フランツ・ヨーゼフはウィーン会議の翌年、1816年にここで崩御し、その子息カール1世が即位しましたが、1818年の第一次世界大戦終結後にオーストリア・ハンガリー帝国が崩壊しオーストリア政府の所有となります。


その後は博物館として利用されていましたが、冷戦中の1961年には当時の米国大統領ケネディとソ連首相フルシチョフの会談の場となったり、常に世界的な歴史の大舞台に登場しています。


1996年に世界遺産登録されたあとは18世紀から20世紀にかけてのハプスブルク家一族の暮らしぶりを体験できる、豪華な博物館として同じくウィーンの王宮とともに観光の目玉となっているんですね。


ウィーンは、冷戦中に中立国として東側諸国と西側諸国の人々が交流できる場となっていたため、ケネディ大統領とフルシチョフ首相の会談もここで実現したわけです。


冷戦中の中立国として歩んだ現代史のウィーンは、映画「第三の男」で楽しむことができます。ウィーンは18世紀の優雅な貴族の暮らしを垣間見るとともに、冷戦中の緊迫した世界情勢の、ある意味中心にあり、スパイが暗躍する町だったのかなぁ、などと想像しながら歩くと深い歴史を学ぶことが出来るように思います。


さて、シェーンブルン宮殿内部は残念ながら写真撮影禁止だったので、文字だけの羅列になってしまいますが、特に(実質的に)最後の皇帝フランツ・ヨーゼフの執務部屋と、モーツァルトがマリア・テレジアの前で演奏を披露したという部屋に立った瞬間、感激で胸が一杯になりました。


近代史、特に19世紀以降に関しては人物の姿も写真で確認することができますし、生活様式も現代とあまり変わらないため、想像がたやすく身近に「本当にあったことなんだな」と実感できるので大好きなんですが、そういう意味で近代まで活躍していたハプスブルク家の様々な生活ぶりを見られるシェーンブルン宮殿は、観光という概念を超えて勉強になりました。

シェーンブルン宮殿のチケットは種類がいくつかありますが、王宮などのチケットと共通、かつ混雑時でも並ばずに入れる「シシーチケット」(29€)がおススメです。


日本語音声ガイドも無料で借りられるので、時間制限のないわたし達はたっぷり見学して帰路へ。


いったんホテルに戻り、街中を少し散策しました。


ホテルからはシュテファン大聖堂まで徒歩5分ほどで、オペラ座までも15分ほどで着きます。お土産などもこの周辺で買えますし、治安も良いので暗くなってからも歩き回れる点がありがたかったですね。

さて、移動の連続で疲れ切ったわたし達は、夕食をお部屋で食べることに。


一応、わたしも母も主婦なので、ここは料理しようぜ!ってことになり、スーパーであれやこれや買ってきました。


ホテルから徒歩1分の場所にスーパーマーケットがあったので、本当に便利でした。

嬉しそうに料理してくれる母。

久々のお母さんの手作り料理をウィーンで食べることになるとは思ってもみませんでした笑

出来上がったディナー。

特に見栄えを気にしていないのでインスタ映えはしなさそうですが、とっても美味しかったです!

★4日目★

シェーンブルン宮殿見学、お土産など買い物

お昼はカップラーメン(笑)夜は手料理

・食事に行く気力がなくなるほど疲れ果てていたみたいですねw