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台湾いとしこいし

無名鹹粥(汀洲路)。台北植物園近くのお粥と揚げ物で朝ごはん♪

2022.07.19 10:30

2022年6月頭、台北植物園で蓮の花のお花見を終え、がぁこさんが朝食に向かったのは汀洲路の看板のないお粥屋さん。通称「無名鹹粥」だ。

植物園の近くで朝食、と思いGoogle先生の地図を見ていて気になったお店で、台湾人の口コミを見てるといつも行列という話だったが、お店に行ってみると空席あり。ラッキー♪

まあ9時過ぎてたからなのか、または5月6月は台湾のコロナ感染大爆発中だったのもあったかもしれないが。サクッと座れたのはよかった。

看板メニューは肉入りのお粥(というか雑炊)の「鹹粥」で、あとは揚げ物が人気だそうで、お母さんたちが忙しく揚げ物をあげてらっしゃった。

メニューを見て、鹹粥と豚バラ肉の紅麹揚げ「紅燒肉」、ひき肉と野菜の餡を湯葉?で包んであげた「雞捲」を注文。

ちなみにお会計は食後で、合計165元かと思ったら小だから135元だって。何が小だったのかわからんかったけど、なんか得した気分。(金額的に紅焼肉が小50元、ってことだったのかしら。謎)

さて、料理である。三つ並ぶとこんな感じで、見るからに美味しそう。

茶色ばかりだがタンパク質多めってことで、いいだろう。はは。

まず、紅焼肉。こちらのお店のは衣しっとり系(揚げたてじゃなかったからかもしれないが)。お肉はほど良く柔らかく、味付けも甘すぎずよかった。私個人としてはカリカリの衣のが好きだけど、これはこれで美味しい。

一緒に出てくる甘めの豆板醤的なたれをつけても美味しいが、私は何もつけずに食べるのが好きだ。ショウガが添えてあったが、私はこれはなくてもイイかな、と思った。

予想外に大ヒットだったのが鶏巻だ。これは揚げたてが来たというのも大きいかもだが、何より味付けが非常に好みだった。

ひき肉とシャクシャクした食感の野菜の餡はほんのり甘みがあり、香ばしい皮とお互い引きたて合っている。食べるとサクサクした皮の歯ごたえがとてもよかった。

紅焼肉についてるたれをつけてもよし。文句なく美味しい。

粥は日本の感覚でいうと肉入りスープにご飯いれた雑炊っぽいスタイル。けっこう薄味だけど、朝ごはんにはこれくらいでいいのでは。おかずと交互に食べると丁度いい塩梅だった。

ところで話が脱線するが、「雞捲」というものは、いままで名前にある通り鶏肉を巻いて揚げたものだと信じてたのだが、最近になってネット記事で必ずしもそうではないと知り、今回の肉が何肉なのか確信を持てなかったため、上記の文章では「ひき肉」と書くにとどめている。

ネットで見たのは「クレーマーが『雞捲なのに鶏肉が入ってないなんて不誠実だ!』とクレームいれてきた」という記事で、記事の解説曰く。

「雞捲」の「雞」は台湾語の「多」という言葉と同じ音読みで、この料理の本来の意味は、「余ったおかずを巻く」という意味であって、「鶏肉を巻く」という意味ではなかったのだという。

もちろん、鶏肉を使ってるお店もあるだろうが、すべてがそうではない。だから、鶏肉でなくても「雞捲」というのは普通のことなのだ。わかってない人が増えてるね、ということらしい。

なので、がぁこさんも過去のブログで自信たっぷりに「鶏肉」と書いてるのがあるかもだが、それももしかしたら違うかもしれない。

料理の名前って難しいなあ。


閑話休題。

ともあれ、こちらのお店の鶏巻はとっても美味しかった。

料理三品で朝食にちょうどいい分量なのもよかった。

植物園の散策のついでに立ち寄るのに、ぴったりのお店である。

無名鹹粥(汀洲路)

住所:台北市中正區汀州路一段90號

時間:06:00~13:00