キラキラ起業の終焉。のび太のように見られることを否定しない。
人は何故キラキラに引かれキラキラに没するのか
キラキラ起業女子について書かれたブログを読んだのですが、
新型の地獄を見たような気分です。
女性の働きたいという気持ち、
人生を自分の手で切り開いて輝きたい気持ちをカモにする、
スピリチュアル偽コンサルがいることを記憶したいと思います。
稼ぐことは、まずキラキラしない
いつもデジタルデジタル、マーケティングマーケティング、稼ぐ稼ぐといってる私ですが、キラキラしていません。間違いなく。
毎日、デジタルツールに噛まれ続け、使うはずが使われ、失敗と大失敗の日々です。
のび太の失敗に自己を重ねる
ドラえもんの道具で「アンキパン」というものがあるんですが、これを小物入れにしたグッズを持っています。
「アンキパン」は、パンに暗記したいことを書き、それを食べると丸暗記完了という便利な道具です。
しかし、
暗記したいことが多ければ多いほど大量のパンを食べなくてはならなくなり、
のび太君は大量のパンを食べた翌朝、
お腹を壊してしまいます。
体外に排出されると、暗記したことも全て排出され0点を取るという話です。
この小物入れを見るたびに、
便利なツールに逆襲されているのび太の姿が、今の自分のように見えます。
のび太を拒否することは、バッドエンドのはじまり
ドラえもんの話の多くは、のび太の失敗の話です。
何度も同じ失敗を繰り返すのび太の愚かさを読者は笑ってきたわけです。
誰ものび太のようにはなりたくないと思うのです。
しかし、キラキラ起業で廃業する場合は、
自分がのび太のような姿になる事を強く拒否しているように見えます。
つまり、
・失敗への恐れとその予測の省略
・数字と向き合うような非インスタ映えな地味な作業と失敗分析の省略
・輝かしい未来だけを考える
これらが揃い、破綻の可能性が高まります。
キラキラ起業でもっとも怖いのは、
数字が見えないので破綻にさえ気がつかないことです。
そのまま、ねずみ講のようになり…。
と、いうことを私は地味な失敗の中でだんだんと見えてきました。
本当に成功している人は過去に大失敗をしている
これは仕事上の師匠の言葉から感じ取った事です。
色々教えていただき、師匠すごい!っていつも思うのですが、
「こうやって良い数字が出せるのも、過去に真っ青になるような失敗をしたからですよ。」
と釘をさすように師匠は話を結びます。
莫大な失敗を分析して改善したから、大成功の数字があるんですよね。
キラキラの夢を支えるのも、ぶっ壊すのも利益が出せるかどうかです。
失敗した!と数字を見て速攻で気がつける技能が必要とつくづく思います。
そして、売り上げと利益は違うのよね。
ココは騙されポイントです。
藤子F不二雄のび太評
繰り返しのび太の失敗を書いてきた藤子F不二雄は、のび太をどう思っていたのか?
「自分の弱さ」と言うものを知り尽くしながら、
それでもやっぱり1歩でも2歩でも前に行きたい。
もう少し高いところに行きたい。
そういう気持ちを持ち続けている「のび太」っていうのが、
ボクは本当に大好きなんです。
出典 小学館 ドラえもんルーム
私にとってのドラえもんの面白さは、のび太が失敗10回のうち1回くらいは成長するところです。
ここまで失敗すると、性格がねじ曲がるところですが、
そうはならずに本来の優しさを失わず、
何かに気がついて一歩進む姿に、子供の頃から今も、ホッとしてきました。
ダメさを受け入れて成長をあきらめない
日常生活が破綻しない程度の失敗なら、
成長の糧だと思ってがんばろうと思います。
あとは、地域の活性化の目標を見失わずといったところです。
それにしても、便利ツールに噛まれる未来を予言した藤子F不二雄はすごい。
だが、ねずみ講の失敗はダメだ!
起業したいなら、
キチッと損益分岐点とかスラスラ答えられる師匠につきなさい!
月商ばかり言う変なおじさんや変なおばさんについていっちゃダメです!
県や市町村でも起業相談がありますし、
図書館起業といって起業相談もあるよ!
気をつけてね。