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モルモン教会に裏切られて Betrayed By Mormon Church

ルツ・ボウズ(セイヤーズ・スミス)

2018.01.28 10:56

ジョセフ・スミスの18番目の妻 非モルモンの夫エドワードがいながら、同時にジョセフ・スミスの妻にもなった。ルツはジョセフの目立たない妻の一人で、記録もあまり残っていないが、多くのエリート信者の友と交流があった。教会や困っている人たちに施しをたくさんした。ウィルフォード・ウッドラフと友達だった。カートランド神殿を建てるのに自分のほとんどのお金を寄付してしまった。  ユタへ移住したが、神殿でジョセフと永遠の結び固めの儀式をしなかった。儀式を行うには身代わりの男性とルツは結婚しなければならない。恐らく、ルツはそれがいやだったのかもしれない。夫エドワードを愛していたのだろう。 生い立ち ●1808年2月26日に生まれた。一人の弟がいた。 ●大の仲良しだった弟ダニエルをインディアン戦争で亡くした。 バプテスマ ●1836年にブリガム・ヤングは自分の日記に、ルツにバプテスマを施したと書いている。 カートランド神殿建設に何百ドルものお金を寄付した。自分の生活に最低限必要な額以外、ほとんど寄付したという。あんまり多く寄付したので、予言者ジョセフが もう、十分です、と言った程だったという。  ルツのアパートでリーダーたちは多くの集会を開いた。 ●1841年1月23日、33歳で非モルモンのエドワード・セイヤーズ(39歳)と結婚した。子供はいなかった。 ●夫エドワードはジョセフと親しかった。モルモンの味方だった。ルツはウィルフォード・ウッドラフと友達だった。 ●予言者ジョセフはボックス知事暗殺の疑いをかけられ、捕まったが、逃げ出して隠れた。そしてルツの家に何日か泊まった。エマがジョセフにここへ会いに来たこともある。 予言者ジョセフとの結婚 ●1843年2月、ジョセフ・スミスと結婚。ハイラム・スミスが式を執り行った。しかし、エドワードと住み続けた。ユタへ旅をした。夫エドワードは農園の仕事をしたらしい。エドワードはここで死んだ。それまでずっとルツと一緒だった。 ●1884年8月18日にソルト・レークで死亡。76歳で。 ●ルツは神殿でジョセフ・スミスと永遠の結び固めをしなかった ●ルシンダ・ペンデルトンやサラ・クリーブランドと同じで、ルツも非モルモンだがモルモンに友好的な夫がいて、一度はジョセフが彼女の家に住んでいた。その上でジョセフはルツと結婚した。 ●しかし、ルツは他の女性がしたように、神殿で身代わりを立ててのジョセフとの永遠の結び固めをしなかった。  エドワードは非モルモンだから身代わりの儀式をすることは出来ない。 すると、ルツは誰か他のモルモンに身代わりを頼み、この男性とこの世の結婚をしなければならなくなる。彼女はエドワードを愛していたので、もう、三角関係になりたくなかったのかもしれない。 ●もしかしたら、ルツはエドワードがモルモンに改宗して、ジョセフの身代わりとして儀式に立ち会ってほしいと思ってずっとそれを待っていたのかもしれない。 ●そして、もしかしたら、それがいやだから、エドワードは決してモルモン教会に入らなかったのかもしれない。


 私の感想 トッド・コンプトン氏の最後のコメントが何とも皮肉で、笑ってしまいました! ルツは、あまり教会で目立って崇められて尊敬されて覚えられている女性ではないけれど、彼女だけを愛してくれる夫と一緒にいれて、ユタでは多妻婚にも振り回されず、良かったと思います。ジョセフの死後も多妻婚をして、苦しんだ女性たちと比べると、読んでいる私も少しは救われます。