Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

yoyo

山鉾巡行(前祭)

2022.07.18 15:19

3年ぶりの山鉾巡行を観に行ってきました。人少なめの新町あたりでみようと思い到着は11時前。

11:00

着いてさっそくゼスト御池で休憩。椅子置いてくれてるのありがたい。隣に座ってたお父さんが軽い熱中症ぽくてお母さんと息子さんに介抱されてて心配であった。椅子設置するとたまり場になるし難しいと思うけどこういうときのために必要よなあと思ったよ。

隣では物産展が催されていて笹屋伊織ではどら焼きが売られていました。21日じゃないのに!やはり巡行は特別なんやなあと。


11:30

ようやく地上へ。出たとこで四条傘鉾が目の前に。まろさま格好良かったです。遠すぎて写真撮れなかったけれど……。


鉾と並行しながら新町通へ。鉾がくるからか、人が多すぎるからか、新町通以西へは通り抜けできないとのアナウンス。鉾を待つ人、諦めて引き返す人で混雑がやばい。姉小路へ下がり新町を下る山鉾を見ることに。



12:30

新町通を下る長刀鉾。日常に現れた非日常。ケの場がハレの場にくるりと変わる瞬間。町へ帰っていく鉾をみるのははじめてだったのだけどすごく良かった。会所の方がお茶を汲んで待っていたりして、ほんと山鉾は町の宝なんだなという空気が伝わってきて。

次は山一番の孟宗山。角のところで止まっていて何をしてるのかと思いきや、電線をくぐるために神木を切っていました。真ん中あたりで切れると観客からは大きな拍手が。電線持ち上げはよく見るけど木の方を切り落とすのははじめて見た。これももう巡行を終えて帰るルートだからこそよね。孟宗山は東へ折れ目の前を通過。そういえば新町通の下った後のルートって知らないな……。四条傘鉾あたりまで見てから、室町を山鉾とともに平行移動。



13:00

ホリーズカフェを通り過ぎてく非日常。お腹が限界すぎて入るも巡行の日はパン以外のフードメニューは出していないとのこと。パンも品切れでソフトクリームを食べる。窓際の席はいつからそこにいるんだろう……って雰囲気の人ばかりで商売あがったりだろうなと思った……。来年は何かしらの飲食店を予約して、飲食しながら巡行見たいなあ。


14:00

やっと昼ご飯。The Old tasteで。限界突破しそうな疲れを桂花烏龍茶で鎮める。

14:30

今日のハイライトはこれ。巡行から帰ってきた鶏鉾をその場にいる人たちがあたたかく迎え入れて最後のお囃子が終わると大きな拍手。山鉾巡行を、この町に鉾が無事帰ってくるのを、みんな待ってたんだというのが空気から伝わってきてうるっときてしまいました。祭りってこうだったなと思い出した。


町の人はもちろん、見物客も拍手。それにつられて通りがかりの人も拍手。みんなみんな、自分の意思で他の誰かのために音を鳴らして、それが一つの空気をつくって、その音の価値の優劣を気に留める人はいない。祭りって平和だ~。

14:40

菊水鉾を見届ける。これが巡行の中で最後の辻回しだったそう。大きな拍手が起こりました。 菊水鉾は鉾もそうだけど着物や扇子や細かいところまで上品で目をひくよね。ここから八坂神社へ向かいます。


15:00

役目を果たして解体される鉾たち(手前に函谷鉾、奥に月鉾)。


斎竹もまだありました。大丸には大船鉾の龍頭が飾られていたり、田中彌のミニチュア鉾の前にはたくさんの人がいたり。

15:20

御旅所。今ごろここには御神輿がいてるんやろなあ。あと行事予定が掲示されていました。多分パンフレットにのっているものと同じ?大まかな行事をさらうにはこれが良いかもしれない。時刻も都度修正されてるし……。


16:00

八坂神社へはちまきと御朱印をいただきに行きました。神輿渡御は18時の予定でしたがすでに階段は人で埋まっていて境内も人ですごかったです。昨年のちまきを返納し新しいのと御朱印をいただきすぐ帰りました。神幸祭のはずだったがよく分からなかった。


16:30

最後はいづ重さんで井戸水に手を浸し鮎の笹寿司をいただく。祇園の町を歩いて帰りました。行くときもそうだったけど、三若、四若、錦の法被を着た方が歩かれていて、ときに道案内されていたりして、こうして観光客と地元の方の境界線が薄らぐのも祭りだよなと思ったり。


学生時代も、京都の地元の人と関わるってことはほとんどなくて(今思えばそういう活動をすればよかったと思う)。地元の人どこにいてるんだってぐらい(地元の人は私たちのことをよくよく見ていただろうけど)よその人と地元の人というのははっきりと分かれているのだけど、宵山に友人と歩いていたら鉾町の方が暑くないかと声をかけてくださり玄関先でジュースをいただいたことがあり。あのときのいまここは非日常なんだなって感覚を思い出したのでした。