江戸時代、百姓にとっての林野
2018.01.29 02:35
江戸時代、集落や耕地の外延部には林野が広がってました、百姓たちにとって、林野は、食料、燃料、肥料、建築用材などの供給地でした。
そして、林野の多くは共有地でした。ひとつの村あるいは複数の村どうしで共同所有することが一般的でした。
また、屋敷地や耕地の周辺に拡がる林野は、村と村の境界になってることが多かった。なので、林野がいずれの村の領域に属するかは、百姓にとって大問題だったようです。
とりわけ、戦国時代から江戸時代前期には、林野をめぐる村同士の争いが頻発し、実力行使によって解決されることも多かったようです。