素敵なひとこと「お手伝いしましょうか?」
欲しいものを持ってレジに向かう。
ちょっと前まで、ただそれだけでよかったのに。
今やスーパーやコンビニなどほとんどのお店で、買うときも支払うときも、ぼーっとしてられなくなりました。
いえ、出かける前からスマホという小さくて偉大なものを忘れたら大変!
クーポンもポイントもスマホがなければ恩恵を受けられませんからね。
損はしたくない、いつでもどこでも得できるなら得したい。
昔に比べてなんか単に意地汚くなった気がしないでもないですが😂
財布忘れてもスマホ忘れるな、ですよねー、ほんと。
チケットの支払いや荷物もスマホでささっと画面を表示したいのに、できずにもたついちゃうと、店員さんの無言の圧を感じていたたまれないのは私だけ?
日々のこまごましたところで、いつも気を張ってるといったら言い過ぎでしょうか。
QRコードの読み込みだって、アプリ会員の登録手続きだって、オバチャンだけど安心して! けっこうできるんですよってところをつい見せたくなって張り切っちゃうんですよね笑
若い店員さんに余計な手間をとらせたくないし、レジに行列をつくってもいけないとかの気も使うし。
それよりなにより、アプリ登録の特典というその割引クーポン、ゲットしたい!
なので「あー、めんどくさいからいいです。」
の一言が言えず、めったに行かない店のアプリが増える増える笑
・・・こういうのを「年寄りの冷や水」というらしいです。
ところで、私と同世代の人でもスマホは持ってても超アナログな人というのは一定数おられます。
電話とLINE以外はほぼ不要。
っていうかアプリの存在すら知らない?
女性誌売り上げNO.1のハルメクが、しょっちゅうスマホの使いこなし術を特集しているのも納得です。
もっとお年を召した方なんか、ほんと大変だと思うんです。
私もその年になったら、いい加減いろんな新しいことについていけない自信がありますもん。
たとえば母親世代の方がスーパーのセルフレジで手が止まってるところなんかを見かけると、気になって気になって。。
声をかけて代わりにやってあげようか。
でも「大丈夫ですか?」とか「やりましょうか?」って言い方はなんか上から目線な気がして。
言われたらあんまりいい気はしないなあと思うんですよね。
私が若い子の前で必死でスマホ操作するのと同じで、自分でやりたい、やれるとうれしいんじゃないかなあと思うんです。
そんなときです。例によって新しいスマホアプリの会員登録をしていました。
なかなかうまくいかず、心折れそうになってたら、そこの店員さんがニコッとして言いました。
「よかったらお手伝いしましょうか」
ああ、なんて素敵なひとこと。
接客対応のマニュアルにあるのかもしれないけど、好感度大だわー。
「助かりますー」
と気持ちよくお願いすることができました。
新しいシステムや機器に対応しずらく、できないことが増えてくるのは、もうしょうがない。
自分もいずれ行く道です。(ていうか、すでにだいぶきてる😅)
シニアとしては若手だからって
人生の先輩方にマウントとらない。
敬意を忘れず、品位のある言葉づかいをしていきたいなあと思います。