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命を

2022.07.19 11:00

「行年 三十三才」

仏壇の掃除をしていて手に取った位牌に

書いてある文字を見て心が震え、涙が込み上げた。亡き父の父の位牌で、私の祖父にあたる人なのだが戦死をしたとずっと聞いていた。昭和19年に亡くなったということは父が10歳のころ。

今まで仏壇には何度も手を合わせていたけど

位牌を手にしたことがなかった。祖父のことを初めて近くに感じ祖父の人生、父の人生を思い、涙がなんどもこぼれた。


小さなことでモヤモヤしてるなんてもったいない。生ききろう、と思った。この一度しかない命を。


父からの、祖父からのメッセージだったんだなぁと思う。