第141話:クリシュナの子どもの頃のリーラー(17):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
2018.01.29 23:17
クリシュナは主ブラフマーの父であるが、
ただの牛飼いの男の子どものように
振る舞っていただけです。
主は火のようになり、
悪魔の喉元を焼き、
悪魔のバカースラはすぐに主を吐き出しました。
悪魔がそのクリシュナを見ると、
飲み込んだのに、傷1つないので、
その鋭いくちばしでまたすぐに
クリシュナを攻撃しました。
ヴァイシュナヴァたちの長であるクリシュナは、
カムサの友人である悪魔バカースラが
攻撃してこようとしているのを見ると
腕でくちばしの両端を捕まえ、
すべての牛飼いの少年たちの前で、
いとも容易く悪魔を2つに裂きました。
その様は、
まるで子供がヴィーラナの葉を割くかのようでした。
このように悪魔を殺して、
クリシュナは天界に住む人々を非常に喜ばせました。
物質宇宙の高い惑星に住む天界の人々はその時、
ナンダナ・カラーナで咲いたマリカー・プシュパの花吹雪を
バカースラの敵であるクリシュナの上に
降りそそぎました。
神々たちも、
天界のケトルドラム(音を変えられる打楽器)と
コンクシェル(法螺貝)の音で
主を祝福し、祈りを捧げました。
これをみて、
牛飼いの少年たちは驚きに圧倒されました。
…つづく
(10巻11章50-52節)