金カム31巻感想。
※辛口感想文になります注意。
どうもこんにちは。
とうとう最終巻が出ました。
ゴリゴリ加筆修正箇所を中心に感想書いていきます。
各話の感想文は過去に書いていますので割愛します。
正直、31巻読むのが憂鬱でした。
またあの最後を見るのか、と。すっごく嫌な気分です。
加筆修正箇所。印象的なところだけ抜粋。
・牛山無双 対月島とか
無敗の牛山を殺すことは何十人の銃を構えた兵士でも月島でも無謀であった。しからば何で殺すか。牛山の持つ「思いやり、優しさ」が命を奪った。少女をかばって死ぬ。シライシの解説は不要かと。
・土方対鯉登
第二の主人公コイト王子は頑張る。
・粗ぶる羆
初期の兵士グロ殺戮羆の金カムを彷彿とさせたくて羆登場したんだろうが不要かと。
・重傷の月島の様子
牛山に地面にバウンドするほど投げ落とされたりまるでトムとジェリーのトムじゃん。
銃も持てないほどの重傷でそれでも鶴見劇場に向かおうとする月島を止める鯉登王子。ファンの為かと邪推する。いいなあ尾形も負けないくらいファンがいるのになんで王子と部下は生き残って尾形は死ぬんだ。
・最後の土方副長
絶対新撰組時代の加筆あるだろうと思ったが思ったより少なかったチェッ(見たかった)
・尾形対杉元殴り愛
尾形の顔をタコ殴りしてるけど見たいのはそれじゃない!話し合え!とリングサイド的にはタオル投げたい。ライバルは喧嘩しても最後は仲直りがジャンプ友情愛じゃないのか!
鶴見が堕ちる尾形を見届けていた描写はいいけど大事に思ってたんならもっと大事にしたれよ鶴見よ。
尾形は母からも鶴見からも「尾形の父親の自分」ではなく「一個人の自分」を見てほしかったし認めてほしかった。金カムの中で尾形のお話は特別深く哀しい。尾形が主人公でもいいくらいだ。スピンオフでだしてもいいくらいだ出してください。まだ出してないお話あるっしょ?
尾形堕ちた後の杉元らのセリフが何もないのがもうふざけんなである。なんか言えよ
・杉元の想い(心のセリフ)
尾形に毒矢を射るアシリパにびっくりした顔→ほっとした顔(笑み)が本誌の時から意味不明だったので単行本ではどうなるか見たら…「俺は結局のところ心の底から相棒扱いしてこれなかった。彼女がオレと一緒に地獄へ落ちてくれるつもりでいるとわかるまで」
うーん、ていうかね、名目上は相棒としてるけどアシリパはヒグマは殺すけど基本少女です。杉元に恋する子供。人殺しはしない。杉元がアシリパを守りながら互いに助け合いする旅する仲間だ。杉元が汚れ仕事で知恵はアシリパ、と最初の頃決めていたはずだ。
樺太で地獄に落ちてほしくない=人殺ししてほしくない。って杉元はアシリパに言った。至極まっとうな気持ちだろう。誰が子供に殺人しろよと言えるの?(尾形はなぜか勇作とだぶらせてるから言う)
アシリパは大切な杉元を守るためならともに地獄に落ちる覚悟を持ってしまう。
で、杉元がピンチになって尾形を毒矢でやっちゃう。杉元はびっくりするけど顔が緩む。
( ゚Д゚)why??なぜ笑みが出る??
…思うんだけど、こういう時、私なら「ああ、こんな子供に人殺しさせてしまった」と罪悪感出るんだけど。
もしも杉元が背嚢捨ててたらオガタを殺すのは杉元だったのかな。それでいいよもう。
尾形はアシリパの咬ませ犬とか成長材料とかイラネ!何だよそのやっつけ設定。
一番嫌いなセリフ「アシリパは俺に光を与えて俺は殺される」なんだそれ。
「罪悪感を気づかせた」
だったらあの吹雪の中で勇作の姿をアシリパにだぶらせて描いてたら良かったんじゃないんて思う。わかりやすく。
少数民族のお祓いは意味なかったの?悪霊の原因を明らかにするのは結構だがお祓いできなかったの?
・最後の鶴見と杉元の格闘
作者は鶴見が好きだねえ。主人公の杉元の胸を刺したり普通しないよ。不死身設定だとしても。もしかしたら当初は杉元死ぬ設定だったかもな。
海に落ちた二人がどうやって救われて助かったの描写が一切無かったのは疑問である。
鶴見は行方知れずでいいけど杉元は不死身設定だとしても全身銃痕や切り傷だらけの重傷でどう助かったんだ。出血多量だろうし。
・梅ちゃん
…。妊娠中だと?どんだけ杉元を傷つけたら気が済むんだ作者は。アシリパと北海道に帰るしか道はないようなことになってるけど、金塊の旅は終わったんだし杉元は一人旅したほうがいいんじゃないか。って過去に感想文に書いてるか。
なんで梅ちゃんと結婚の道はないのか。なんでアシリパの想う通りの結末にならないといけないのか。杉元がほんとにかわいそう。
・巻末の鶴見とマッカーサー
全く意味わからん。わからなさすぎてTwitterとかネット検索して解説読んでみたがいまいちわからないのでこれは次回に続く。
ちなみに宣伝。
pixivにて私が想う(望む)杉と尾の結末を載せております。
尾形が矢で負傷し銃を持ったあたりからもう一つの結末てな感じで妄想しております。
杉尾民のかたは覗いてみてください…
それでは今日はこれにて。
悪く言えば本誌で買ってもらって単行本で完全版を買ってもらう2重の販促方法。
ヤンジャン編集部と作者が決めたのか知らないけれど個人的にはあまり良くないと思ってます。
本誌で読んでるファンがかわいそうだ。単行本では「無かった」コマにされてたりするわけだから。
この漫画のファンになった頃、Twitterで本誌はこうだった、とか単行本派の方は~とか見かけて、どっちがいいのかと思ってました。