『X エックス』
さっそく映画と関係のない話をするんだけど、今日映画館に入ったらカップルとカップルとカップルとカップルがいたんだけど(見た感じ七組ぐらい)、『フォーエバー・パージ』の時もカップルがいて自撮りしてて、ホラー映画ってそんなにデートに向いてる扱いなの? 『X エックス』にいたっては、ババアが若者を殺すR15+映画であることは事前情報で分かるわけで、大人しく二日ぐらい待って『海上48hours ―悪夢のバカンス―』観た方がよくない? いや、映画館デートなんてよく分かんないんですけど。ババアの殺人の方がデートに向いている可能性もあるだろうし。
この映画、中盤までずっとおっぱいとチクビを見せ散らかしながらポルノ映画を撮影してあんあん濡れ場を流しているんだけど、これもデートに向いているんでしょうか。分かりません。興奮できるからいいのかもしれない。ところでこの映画はA24の映画なので、『ミッドサマー』と同じくちんこには円形のモザイクがかかっている。死体のちんこにはかかってなかったので、A24の基準は生死か、接合部か否かであるようだ。
走り回ってる時もモザイクかかってたし、前者かね。おっぱいよりもチクビよりも脳漿垂らしてる死体よりも隠されるちんこ。
作品としては「偉い作品」って感じの印象。
最初に惨劇が起きた後を見せて、警察たちが地下室でなにかを見つけて驚く。一体ここでなにが起きたのか。を追体験させる。死体が布で覆われていたところに死体ができ、斧が刺さっているところに斧が刺さる。穴を覗けばそこからなにかで突き刺される。地下室に入った登場人物が地下でちゃんと「驚くもの」を見つける。特に驚くほどのものでもないです。
チェーホフの銃とは言うけれども、提示したものをきちんと回収する偉さのある作品。ただ、提示したものを回収したところで、そこに驚きはないので、やはり「偉いな」で終わってしまう。それよりかはババアの性欲の方が見応えがあったね。あとはなんか急に湧いたワニ。