撃音 ライブ コースター(東京ジョイポリス)
東京ジョイポリス
長さ300m/高さ5m/最高速度38km/h
Gerstlauer Amusement Rides GmbH/Spinning Coaster
世にも珍しい音ゲーをするジェットコースター。車両は2×2の4人乗りで、肩掛けのゴツいハーネスに背もたれも高いのだが、音ゲーをする時に前のスクリーンが見えるように、少しズレて座席が配されているのが珍しい。前半は音ゲーのパート。ちょっとした巻き上げが何度かあって、その間をトロトロと走ったり止まったりしながら進んでいくのだけど、その間、車両の前をスクリーンがついてきて、手元の3つのスイッチで音ゲーができるようになっている。このスクリーンがくっついて走ってくる無駄な感じが面白い。個人的には音ゲーというジャンルは本当に苦手で、全くついていけないんだけど、これは本当に簡単。むしろ、普段から音ゲーをやっている、同乗した友達によると、遅すぎてリズムがとれないから難しいとのこと。なんでこんなゴツいハーネスに挟まれながら、音ゲーをしているのだという疑問を持ってはいけない。いや、すぐに持ってしまったが。
後半はコースターパート。タイヤ推進の急加速があり、ジョイポリスのメインの吹き抜け部分に飛び出す。そして、ハートライン・ツイスト。国内では何気に珍しいエレメントだが、速度が遅いので、どちらかといえば、ロックンロールとかそういう回転系ライドの印象に近かった。その後は少し広い空間があり、モニターやライトで派手に演出された中を細かくグルグルと動くので、ハーネスがデカすぎて、ガツガツと耳を打って痛かった。浮いたりするところはないので、コースターが苦手な人でも乗れる範囲だと思う。
総じてよくわからない。よくわからないんだけど、そのよくわからない感じが嫌いじゃないというか、むしろ好きというか。とにかく変なコースターで、そのオリジナリティは素晴らしいと思う。それを含めて大したことはないんだけど、こんな狭いところにもジェットコースターを作ってしまおうという精神がやっぱり嬉しいんだと思う。