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隔離―故郷を追われたハンセン病者たち

2001.09.14 05:36



隔離―故郷を追われたハンセン病者たち 

<FI関西より>
キャンパーとして「交流の家」建設運動に深く携わり、後に医師となった徳永進氏による、ハンセン病快復者の話をまとめた一冊。
学生時代にワークキャンプを通じ、ハンセン病患者を療養所へ強制収容する「無らい県運動」 が故郷・鳥取県で徹底して行われたことを知り、衝撃を受ける。
同郷の快復者の元を訪れ、一人ひとりの体験を聞くことで見えてくる、「終生強制隔離」の姿とは。

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■著者:徳永進
■文庫: 306ページ
■出版社: 岩波書店
■ISBN-10: 4006030436
■ISBN-13: 978-4006030438
■発売日: 2001/9/14



故郷の人々、最も親しい家族にも拒絶されるという悲しみを背負い、病苦と闘うハンセン病者たち。医学生の頃から彼らに深い共感を抱き続けた著者が、長島愛生園など五カ所の療養所を訪ね、同郷の元患者一人ひとりの話を聞く。「故郷が同じならなつかしい…」と半世紀の沈黙を破り語られた、「終生強制隔離」の隠された真実。