アンサンブル・リュネット 10周年記念コンサート 大阪公演
アンサンブル・リュネット 10周年記念コンサート 大阪公演
2018年1月26日(金)
@三木楽器開成館サロン
「上手い&面白い」と噂を聴いていて気になってたけど聴けなかったアンサンブル・リュネットの演奏会に行きました。
「リュネット」とはメガネの事でメンバー全員メガネの男性四人組のフルートアンサンブルです。
結論から先に言うと...
予想を超えた破壊力
でした(笑)
職場からの距離&初めての場所は迷子になりやすい(実は駅を出てから少し逆に歩いたけど間違いにすぐ気が付いてバックした)が重なって開演に間に合うか不安だったけど無事に開演ギリだけど間に合いました。ε-(´∀`*)ホッ
中に入ったら人がビッシリΣ(゚Д゚)
完売してる公演だからそりゃそうですよね(笑)
公演の内容は前半が真面目な聴かせる系プログラム。
後半は10周年という事で今までの公演で評判の良かった曲の演奏でした。
本領発揮?で、フルートの演奏会聴きに来た筈なのにフルートどこ行ったの??な歌やダンスなどパフォーマンス満載(笑)
司会進行は江戸さんがされてました。
そういえば、ギモナスの時も江戸さんが司会進行されてたなぁ〜
ギモナスの時に演奏は聴いたこと無かったけど、アンサンブル・リュネットで江戸さんの存在は知ってました。
1曲目はメインボーカル(元々声楽の人だったらしいです)?メンバー谷風さん作の「キラキラ・ファンタジック・スター」はキラキラ星をサンプリングのモチーフにしててすっごく可愛い曲からスタート。
濃い男性四人組が演奏するからミスマッチが又なんとも良い感じ(*´ω`*)
2曲目は、アンサンブル・リュネットの演奏会では「胸キュン枠」を設けてて今回がその「胸キュン枠」曲のフルーツ・パフェ。
可愛らしく、お花が似合いそうな女の子が演奏するとピッタリな曲。
更にミスマッチ度UPしてる筈なのに、免疫が出来たのか何故か違和感ゼロで
「かわゆすかわゆす(*´ェ`*)ポッ」
と聴いてました。
確か3番目の「チョコレート・ダモーレ」だったかな?
個人的に幸せ度倍増でお気に入り。
4曲目は江戸さん編曲のバッハ。「僕達バッハが好きで」と話されてました。
バッハは王道よね〜フルート綺麗よね〜と、彼らが実力も有る集団と再認識。
5曲目は彼らの為に書き下ろされたP.エスカンデさんの「4つの風〜松尾芭蕉の俳句に基づく〜」
演奏会の時に「このエスカンデって名前思いっきり聞いた事が有る???」と、思いながらも思い出せずモヤモヤだったのですが...
「あ!センチュリーのいずみ定期のチェンバロ奏者の人がそんな名前だ!!!!」と、帰りの電車で思い出しました!!
しかも、この曲は松尾芭蕉の俳句を織り交ぜてフルートは笛だと再認識させる純和風な曲。
海外の方がこんな日本の風情を表現する曲を作られたのには驚きました。
心洗われる曲だったなぁ〜
休憩後に第二部のプログラム。
10周年記念コンサートという事で今までの演奏での代表作な曲でした。
一曲目は、韓国で演奏する時に日本でも韓国でも分かる曲という事でメンバーの谷風さんが作られた「アリラン」をサンプリングした曲。
懐かしいマッタリ気分になる演奏でした。
もう一つフルートをやってる人ならわかる人は分かる曲も実は入ってたそうです。
そんな訳で谷風さんは記憶力悪いので忘れたけど、「盗作の名人」「盗作の達人」とかそんな類いのあだ名がついてるそうです(笑)
2曲目からはメンバーの森本さんの曲が続きました。
前置きからして森本曲は相当「変」と、云うかこのアンサンブルの特徴とも云える面白曲のオンパレードwwww
「3つの声のためのディヴェルティメント《けんか》」は、小山さんが指揮、そしてその指揮に合わせて残りの三人がうにゃにゃ〜と言葉にならない奇声でけんかをしてましたΣ(゚Д゚)
「白鳥の湖メドレー」はタイトルだとまともだけど、何処が白鳥の湖??の90年代のロックとかテクノ調のノリノリビート効かせた曲Σ(゚Д゚)
司会の江戸さんが凄く疲れる曲と言ったのが納得。
でも、個人的には聴きやすくて好きでした。
そして、司会の江戸さんが次の曲は更に疲れますと、前置き。
その後ろで譜面台を縦1列に並べ替えてる????
演奏曲は「交響神第31号「バリ」より第1楽章」
タイトルはモーツァルトの交響曲第31番「パリ」をパロってます(笑)
何故「バリ」なのか「疲れる」のか判明。
谷風さんが謎の呪文を呟き、他の方々はポージング、吹きながら走り回ったり踊ったり儀式のよう└│∵│┐┌│∵│┘
縦1列なので正面から見ての効果も考えた振り付け(笑)
...「これはバリの人が見たら怒るよぉ(ーー;)」と、ご本人達もおっしゃってました。
次は「エリーゼがダメに」
タイトルがインパクト有るせいか何故かリクエストが多い曲だそうです。
スライドホイッスルでの演奏でした。
他に自転車の空気入れを改造した低音仕様のモノやピーッとホイッスルの爆音、風船割れたり(飛ばすつもりが手違いで割れたので本当に驚かれたそうです)と、ビックリ音曲でした。
最後はオペレッタ「邪笛」。
今回は、ダイジェスト版で殿様、馬、鬼、女性のロングヘアーのヅラと被り物の被って、あらすじを物語形式で説明しながら一人一人ソロ歌ってくれました。
日本昔話風???なハッピーエンド?な物語でした。
「魔笛」のタイトルからよくこんなぶっ飛んだ話思いつくなぁ...(ーー;)
鬼がお腹空いて殿様の足を辛子れんこんに帰るって(ーー;)
アンコールも盛り沢山で色んな曲をやってくれたのですが、谷風さんの歌う「メガネの歌」がおもしろくて彼ららしかったなぁ〜
「トルコ行進曲」はトルコ風味が少ないと盛ってアラビアンなエスニック風味倍増の「超トルコ行進曲」もツボだったです。
...実は、モーツァルトのトルコ風の曲って私の感覚だと薄いなぁ〜って密かに思ってたので満足しました(笑)
フルート・アンサンブルを聴きに行った筈なのに、小劇場での劇団の人達の演劇を見に行ったような楽しい気分になる演奏会でした。
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【メンバー】
森本英希
谷風佳孝
江戸聖一郎
小山真之輔
【プログラム】
■第一部
●組曲《惑星》より〈キラキラ・ファンタジック・スター〉 谷風佳孝
●フルーツ・パフェ 伊藤康英
Ⅰ.フルーツパフェ
Ⅱ.マロン・ミロンガ
Ⅲ.チョコレート・ダモーレ
Ⅳ.ジェラート・ダモーレ
●イタリア協奏曲 J.S.バッハ(編曲:江戸聖一郎)
●4つの風〜松尾芭蕉の俳句に基づく〜 P.エスカンデ
Ⅰ.Southern Wind
Ⅱ.Western Wind
Ⅲ.Northern Wind
Ⅳ.Eastern Wind
■第二部
●大邸の風 谷風佳孝
●3つの声のためのディヴェルティメント《けんか》 森本英希
●白鳥の湖メドレー P.I.チャイコフスキー(編曲:森本英希)
●交響神第31号「バリ」より第1楽章 森本英樹
●エリーゼがダメに 森本英樹
●オペレッタ《邪笛》より アンサンブル・リュネット
おいらは馬刺し
なんとひどいブサイクな姿
なんかわからんけどいい人っぽい
デヘヘ、ねえちゃん
フィナーレ